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【UFC】UFC JAPANファンイベントに川尻、金原、田中、ストラッサー、廣田、夜叉坊&KIDが揃い踏み

UFC FC【写真】左から田中路教、山本KID徳郁、金原正徳、廣田瑞人、ストラッサ起一、川尻達也のUFCファイターと司会のユウキ・ロック、チュートリアル福田充徳、WOWO解説者の高阪剛(C)MMAPLANET

29日(金)、東京都渋谷区のアクトスクエアにて、UFC JAPANファンイベント「2015年のUFCを振り返ろう!」が行なわれた。

16日より事前告知が始まったこのイベントは、事前応募者1,000人の中から抽選で400名が選ばれ、イベント会場を埋め尽くした。現役UFCファイターとしては川尻達也、田中路教、金原正徳、山本“KID”徳郁、ストラッサー起一、廣田瑞人、石原夜叉坊が出席。WOWOWの『UFC―究極格闘技―』の解説を務め、昨年末のRIZINで現役復帰を果たした高阪剛も参加している。

UFCアジア方面ゼネラル・マネージャー、ケン・バーガー氏の挨拶からイベントはスタート。続いて2015年から2016年初めにかけて行なわれた――日本人の試合を選手本人が振り返るコーナーへ。

まず2015年12月11日、TUF 22 Finalのジェイソン・ナイト戦について川尻が語り、映像が終了したところで司会者は同階級の廣田に話を振る。「(川尻は)いつも安定した戦い方をしている」と言葉少なげな廣田に対し、「同階級だからハッキリ言えないよね。控室ではギクシャクしていましたから(笑)」とフォローを入れるほど、この日は好評の試合解説と同じく口も軽やかだ。

川尻は2月21日、UFN83でデニル・ベルムデスとの対戦が決定しており、「今はベルムデス戦に向けてトレーニングしています。勝てばデカい試合。相手は強くてアグレッシブな選手だけど、しっかり勝ってボーナス5万ドルをゲットします」と意気込みを語った。

【写真】なぜか入場シーンのハグの再現をさせられた田中と夜叉坊(C)MMAPLANET

【写真】なぜか入場シーンのハグの再現をさせられた田中と夜叉坊(C)MMAPLANET

続いて1月2日、UFC195の田中路教×ジョー・ソトの映像が流れると、田中は「打撃を教えてくれている中村優作は日本拳法出身で、自分もそのスタイルに似てきている」と勝利のポイントを説明。合わせてセコンドに就いた石原夜叉坊が入場時から泣いており、オクタゴンに入る直前に「もう我慢できん」と涙を流しながら抱き合ったことも明かした。

今後について田中は「2年でUFC王者になる、というのが目標です。今年は勝負の年。試合をしまくって、どんどんランキングを上げていきたい」と決意表明。また同日に行なわれたマイケル・マクドナルド戦において、肩固めを仕掛けられた相手がケージを足の指でつまみバックに回るという反則行為の犠牲になった金原の試合映像が流れる。

金原は「引退しても構わない、という気持ちでこの試合に臨みました。負けてすぐ『もう一回』とはなりません。でも意外と周囲からも『もう一回見たい』という声をいただいているので、もし声がかかるなら考えたいです。今は暇つぶしに格闘技を楽しんでいます」と現在の心境を説明した。

続いて昨年9月27日の『UFC Fight Night Japan』、ROAD TO UFC:JAPANトーナメント決勝の廣田瑞人vs石原夜叉坊の映像が流れると、両選手はお互い歯切れの悪いコメントに終始。しかし共にUFCとの契約を勝ち取った2人、夜叉坊は「ファイトマネーは遊びで使い切った。早く試合がしたい」といえば、廣田は「やっとリベンジできる時が来た。まずはUFCで1勝を」とファンの前に決意のほどを語った。

同じく日本大会でリー・ジンリャンを逆転のRNCで下した中村K太郎はVTRコメントで登場。2月27日UFN84のトム・ブリーズ戦に臨むK太郎からは「僕が極める姿を見ていただきたいです」とUFCで2試合連続の一本勝ち宣言が飛び出した。

もともとK太郎のUFC日本大会出場は、ストラッサーが大会直前に負傷欠場となったことを受けてのもの。当のストラッサーは「大会2日前に負傷したヒザの手術を行ない、翌日……大会前日は『自分が出る大会だったのに』という悔しさで寝られませんでした。今はその時の気持ちを糧に頑張っています。復帰したら僕も2年でUFC王者になります」とファンに誓っている。

【写真】今も高い人気誇るKIDは同じ山本姓のファンの男性にユライア・フェイバーのサイン入りグローブを手渡した(C)MMAPLANET

【写真】今も高い人気誇るKIDは同じ山本姓のファンの男性にユライア・フェイバーのサイン入りグローブを手渡した(C)MMAPLANET

その後、ホーリー・ホルム×ロンダ・ランジ―、ルーク・ロックホールド×クリス・ワイドマン、コナー・マクレガー×ジョゼ・アルドというビッグファイトの振り返りを経て、プレゼント抽選へ。当選者に司会者が「好きな選手は?」と聞くと、最も名前が挙がったのは根強い人気を誇るKID。「UFCで1勝して、みんなをハッピーにしたい」という言葉でイベントを締めた。

2時間に渡り開催されたUFC JAPANファンイベント、主催者は「今後も毎月開催できるようにしていきたい」としている。

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