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【UFN73】2015年7月以降、顕著になりつつある疲れ>ダメージ的な試合でカモージが判定勝ち

<ミドル級/5分3R>
クリス・カモージ(米国)
Def.3-0:30-26, 29-26, 29-27
トム・ワトソン(英国)

いきなりサウスポーからオーソに構えたワトソン、近距離で互いがヒザ蹴りを見せる。カモージはショートの右エルボー、ワトソンが左ジャブを入れる。直後にジャブから左ストレートを伸ばしたカモージは、ワトソンのテイクダウン狙いをギロチンで切り返しケージに押し込む。背中をつけて逃れたワトソンが立ち上がると、ケージ際で組み合いに。カモージはヒザ、ワトソンは左を入れて離れると、続いてカモージが首相撲から足払いでテイクダウン。即バックに回り、胸を合わせに来たワトソンをすかしてトップを取る。起き上がろうとしたワトソンの左腕を左手で取り、ワンフックのチョークへ。ワトソンは胸を合わせて立ち上がる。残り1分を切り、打撃戦のなかでワトソンの右前蹴りが急所に入り試合が一時中断。再開後、ワトソンの左フックがヒット。カモージは首相撲からヒザ蹴り、ワトソンがエルボーを返したところで1Rが終了した。

2R、最近のUFCによく見られる──中盤戦で疲れが見えるという展開のなかワトソンが組んでボディロック。ここで放ったヒザがカモージの急所を直撃してしまう。ワトソンにペナルティが与えられ2度のインターバルが空ける。ワトソンは右ハイで前に出るが、カモージは右ジャブを返す。さらにフックで前に出るワトソンに首相撲からヒザを入れるカモージ。ジャブを3つ入れたカモージが、引き続きジャブをヒットし続けワトソンのテイクダウン狙いにギロチンへ。ワトソンは頭を抜いて試合がスタンドに戻り、ヒザ蹴りを入れる。動きが完全に落ちた両者は、ふらつきながらパンチを振るい続ける。最後にシングルでワトソンがテイクダウンを決めた。

3R、カモージが右ジャブで試合を支配。打たれながら前に出るワトソンを首相撲で捉え、ヒザ蹴りも決め手に欠けるとしかいいようのない展開に。ワトソンはエルボーを返すが、とにかく躍動感というモノが感じられない。カモージのテイクダウンの仕掛けに、腰砕けのように崩れるワトソン。ケージを背にして立ち上がると両者ダーティーボクシングへ、ワトソンの左ヒザを抱えたカモージは、まるでスローモーションを見るような動きでテイクダウン。最後のスタンドの打ち合いも、両者手を出すが、力がないため当たってもダメージを与えることはできない。そのままタイムアップとなり、カモージが判定勝ち。2015年7月以降、UFCはこのような疲れがダメージを上回るという試合展開が増えるのだろうか……。

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