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【UFN68】乱打戦を制したのはコーリー、TD奪ったアブレウをスプリットで下す

<ミドル級/5分3R>
ジェイク・コリアー(米国)
Def.3-0:29-28,29-28,28-29
ヒカルド・アブレウ(ブラジル)

左ジャブを伸ばすコリアーは、組みついてきたアブレウに右フック、離れて右ミドルを蹴りこむ。ワンツーを返すアブレウに対し、コリアーが右フックから右アッパーを打ち返す。左ジャブから右ストレート、そして左ミドルと対角線コンビネーションを見せたコリアーに対し、アブレウが組み浮いてテイクダウンを狙う。離れた両者、再び対角線コンビのコリアーは、アブレウのフックを被弾し、頭を下げて拳を振り回す。

引き続き接近戦で頭を下げてパンチを出すシーンも見られた。左ミドルハイを放ち、距離を取ろうとしたコーリーに対しアブレウはシングルレッグから足をリリースしてフックを見舞っていく。コーリーは左右のミドルを決めたが、続く右フックを受けて動きが止まる。コーリーが組みついていったところ初回が終了した。

2R、左ジャブから右ストレートで前に出るアブレウ。コーリーは飛びヒザを見せるが、直後に右フックを顔面に受ける。蹴りを多用するコーリーは、どうしてもパンチの打ち合いに顔を下げてしまう。アブレウは前蹴りを顔面に入れ、ワンツーから右ミドル。コーリーも左ミドルを返す。コーリーが左オーバーハンド、右アッパー、そして左フックのコンビネーション。さらに左ジャブを伸ばす。完全に打撃戦になるかと思われた一戦は、ここでアブレウがシングルレッグに出るもテイクダウンは奪えない。

コーリーのスピニングバックフィストにアブレウのフックがヒット。左ジャブから右ストレートがアブレウの顔面を捉えたコーリーだが、直後にパンチ、そしてニータップでテイクダウンを奪われる。そのままラウンド終了までアブレウがトップコントロールを続けた。

最終回、思い切りフックを放つアブレウに対し、コーリーは前蹴りやミドルで突き放そうとする。構わずフックを振るうアブレウだが、コーリーの蹴りにステップバックしパンチの間合いをキープできない。それでも右フックを打ち込んで、ダブルレッグに成功したアブレウがバックに回りこみ、コーリーの立ち際にダブルレッグへ移行する。自ら離れたアベレウはフックか&左ハイと打撃で攻勢に。コーリーも飛びこんで右ハイから、ストレートを打ち込む。

残り2分、ローを3発受けて姿勢が乱れるアブレウだったが、テイクダウン狙いで組みつく。離れた両者、アベレウのフックを受けて背を向けかけたコーリーがハイキックを放つ。最後の60秒は激しい殴り合いへ。コーリーの左フックに、アベレウが右フックを返すと、最後は両者とも足を止めて拳を振り回しながらタイムアップに。結果はコーリーがスプリット判定勝ちを収めた。

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