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【UFC156】楽勝モード一転、アリスターがペイザォンに衝撃KO負け

<ヘビー級/5分3R>
アントニオ・ペイザォン・シウバ(ブラジル)
Def.3R0分25秒by TKO
アリスター・オーフレイム(米国)

低い姿勢で構え、ジリジリと前に出るアリスター。左を伸ばし、すぐに下がる。高いガードのペイザォンに組みついたアリスターは、ヒザを一発。アリスターは距離を取り直し、左ボディフックから、再び組みへ。離れ際に右フックを見せたペイザォン、ここでもアリスターは組みついていく。細かいヒザを突き上げるアリスターが、ペイザォンを押し退け距離を取る。

アリスターの小さな動きに大きく反応するペイザォン。アリスターはペイザォンをケージに押し込んで、ヒザ蹴りを打って離れる。ペイザォンの前蹴りに、右を入れたアリスターは左ジャブを伸ばすと、右ロー。ペイザォンもローを返し、組み合いに。ペイザォンは押し勝てず、ケージを背にする展開が続く。

残り30秒、距離を取りなおしたアリスターがスピニングバックフィストを狙ったかのように回転するも、手は出さず。そのまま組みついて初回が終了した。2R、距離が詰まった両者。ペイザォンの前蹴りに、アリスターが左ジャブを伸ばす。ペイザォンが組みつくが、態勢を入れかえたアリスターがテイクダウンに成功する。

サイドからガードに戻されアリスターがボディにヒジを入れ、パウンドを落す。クローズドのペイザォンはガードから細かいパンチを繰り出すのみ。ガードを割ったアリスターが鋭いパンチを落し、立ち上がると鉄槌からインサイドガードへ。アリスターの鉄槌で沸く館内。ペイザォンの動きが圧倒的に少ない。三角狙いもすぐに手首を外れたペイザォンは、両ワキを差すが、そこから動きがなく、胸をあげたアリスターがパウンドを入れる。

立ち上がったアリスター、レフェリーがブレイクを命じる、試合はスタンドに。首相撲からヒザを突き上げたペイザォンだが、アリスターのアッパーでバランスを崩す。最終回、組みついたアリスターだが、ペイザォンのフックを受けて動きが落ちる。と、ハイキックでさらに動きが鈍ったアリスターは、ヒザをボディに入れるが、その後のフックで頭を下げてケージに下がる。ここからは、手を出すことなくパンチを被弾し続けたアリスター。右アッパーから左フック、右ストレートを浴び続け、巨象が崩れ落ちるようにヒザから崩れ落ちた。勝者は「自分とコーチを信じて戦った」と語った。

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