【UFC156】ホジェリオがラシャド相手に大きな一勝
<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(ブラジル)
Def.3-0:29-28, 29-28,29-28
ラシャド・エヴァンス(米国)
ラシャドのコーナーには、BTT時代のコーチ=ゼ・マリオが控える中、ホジェリオはジャブで牽制する。右ミドルを見せたラシャド、彼も左ジャブで距離を計る。ラシャドの右ハイでマウスピースが飛んだホジェリオだが、ダメージはない。ホジェリオとはショートのワンツーから、左ストレートをヒットする。
右ジャブが伸びるホジェリオ、ラシャドが距離を潰して前に出てワンツーを放つ。ホジェリオの右ストレートにテイクダウンを合わせたラシャド。ホジェリオが立ち上がると、距離を取りなおす。右ハイをブロックし、左ストレートをホジェリオが見せたところで初回が終了した。
2R、右ジャブから左を伸ばしたホジェリオに、ラシャドがローを放つ。右フックで前に出るラシャドだが、ホジェリオは見切って距離を取る。右をヒットさせたホジェリオは、左ボディストレートを伸ばす。さらにワンツーを打ち込んだホジェリオ、ラシャドのテイクダウン狙いを切り、右を振るいながら前に出る。
ホジェリオのワンツーでなかなか前に出られないラシャドは、左ミドルを受け、シングルレッグにギロチンを合わされると、慌てて立ち上がる。ラシャドのアッパーはやや遠く、右ストレートもバックステップでかわされてしまう。自分の距離で戦ったホジェリオが、このラウンドは取っただろうか。
最終回、右ジャブが伸びるホジェリオ。左ミドルでラシャドの上体を起こして、テイクダウンに入りづらくする。右をヒットさせたホジェリオは、再びミドルから右を伸ばす。と、ホジェリオの指が目に入ったとホジェリオがインターバルを要求する。再開後、左ジャブを伸ばすラシャドだが、右は届かない。逆に左をヒットさせたホジェリオは、ラシャドのテイクダウン狙いを切って左ミドルから左ストレートを繰り出す。
残り1分、ホジェリオのローを掴んでテイクダウンを狙ったラシャドだが、これも思うようにかからず右ジャブを打ち破れないまま、試合は残り10秒を迎え、ホジェリオの首相撲にパンチやヒザをラシャドが入れるなか、試合は終わった。ジャッジは3者とも29-28でホジェリオを支持し、今後のキャリアを切り開く大きな1勝を挙げた。