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【Oktagon】イタリア、ミラノでペトロシアン弟と対戦、城戸康裕「2P差ついているくらいの気持ちで」

Yasuhiro Kido【写真】判定になると何が起こるか分からない。ホーム&アウェーはMMAより、キックの方がシビアに存在するといっても過言でない(C)TAKUMI NAKAMURA

1日(土・現地時間)、イタリア・ミラノ郊外アッサーゴのメディオラヌム・フォーラムで行われるOKTAGON 2015。今大会ではジョルジオ・ペトロシアン×エンリコ・ケールの新旧K-1 WORLD MAX世界王者対決が実現するほか、日本の城戸康裕がペトロシアンの実弟アルメン・ペトロシアンの持つISKA世界スーパーウェルター級のタイトルに挑戦する。

国内70キロのトップファイターとして、日本人相手に圧倒的な強さを見せつけてきた城戸。日本だけでなく海外でも定期的に試合を続け、アンディ・サワーやマーセル・グローエンハートらとも拳を交えた。MMA PLANETでは“世界で戦うファイター”として、敵地イタリアに乗り込んでアルメン戦を控える城戸の声をお届けたい。

――11日(土・現地時間)にイタリアでアルメン・ペトロシアン戦を控えているK-1MAX2009日本王者の城戸康裕選手です。今回は2013年9月、スペインで行われたK-1 WORLD MAX 2013でのアンディ・サワー戦以来の海外遠征となりました。

「そうですね。2012年にK-1 WORLD MAXに出た時もスペインとギリシャで試合をしているので、意外と海外遠征は多いんですよ」

――さて今回はイタリアのOKTAGONという大会に出場することになりましたが、どういった経緯で参戦が決まったのですか。

「ぶっちゃけ自分もあまり細かくは分からないです(笑)。でも海外からオファーが来ることは割と多くて、自分は試合をたくさん入れちゃうタイプだから、なかなかタイミングが合わなかったんですよ。それで今回はタイミングが上手くハマったって感じですね」

――対戦相手がジョルジオ・ペトロシアンの実弟アルメンですが、最初に対戦相手の名前を聞いた時はどう思いましたか。

「やっぱりビビッと来たのは苗字ですよね、“ペトロシアン”っていう(笑)」

――まあ…そうなりますよね(笑)。試合が決まるまでにアルメンの試合をご覧になったことはありますか。

「佐藤(嘉洋)さんとやった試合(2011年2月)をチラッと見たことがある程度ですね。もう先に言っちゃうと気になるのは判定ですよ、判定! アルメンの地元でやる興行だから、絶対厳しい判定になるのは目に見えてるじゃないですか!!」

――しかもアルメンが保持しているISKA世界スーパーウェルター級王座の防衛戦で3分5Rですからね。

「そうなんですよ。5Rだとこっちがダウンを奪っても、何だかんだでドローか向こうの勝ちにされちゃう可能性がある(苦笑)。だから最初から2ポイント差ついているくらいの気持ちで戦います。そういえば去年7月にBLADEでアンディ・サワーとやった時に、サワーが記者会見で『判定は公平にやって欲しい』ってわざわざアピールしていたんですよ。俺もあれをやろうかなと思って。海外で勝つためには、ただ試合するだけじゃなくて、そういう部分まで意識しないとダメなんだなと思いました」

――まさにアウェーならではの戦略ですね。ただそれを抜きにしてもアルメンは中間距離で打ち合うようなタイプではなく、攻略が難しいスタイルです。

「ガンガン来る選手じゃないので、俺としては苦手なタイプではないですね。年末にBLADEでやったサモ・ペティ(※MTAヨーロッパ王者、日菜太にもKO勝利)とか2月にやったヴァヒド・ロシャニ(※2010年5月のK-1MAXで城戸に判定勝利)の方が強いですよ」

――城戸選手はこの3試合、サワー、ペティ、ロシャニと国際戦が続いていて、サワーとペティには敗れたものの、ロシャニには判定勝利を収めています。最近の試合で何か掴んだものはありますか。

「サワー戦は延長で判定負けしたんですけど、それなりにいい試合が出来て。でもペティ戦は自分のダメなところが出てKO負けしました。そのダメなところを修正した結果、ヴァヒドに勝つことが出来たんです。だから変な話、ヴァヒド戦の動きが出来ていたらペティに勝っていただろうし、逆にペティに勝っていたらヴァヒドには負けていたと思うんですよね」

――ペティ戦の敗北とヴァヒド戦の勝利がつながっているんですね。

「はい。さらに言えば、それはアルメン戦にもつながっていて、ヴァヒド戦で出来たことをアルメン戦で実践できれば、絶対に勝てると思います。もともと僕の中で相手のパンチをもらわないというのが絶対的なテーマであって、それを少しずつマイナーチェンジして理想の戦い方に近づけているんです。だから技術的には確実に伸びていて、体力的には全く落ちていないから、確実に去年の自分よりも強くなっていますね」

<この項、続く>

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