【UFC181】削り合いを封じ込み、ペティスがギロチンでメレンデスを生涯初のタップに追い込む
<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
アンソニー・ペティス(米国)
Def.2R1分53秒by ギロチンチョーク
ギルバート・メレンデス(米国/1位)
タッチグローブを拒否した両者。オーソに構えたペティスが左ローを入れる。すぐに組み付いたメレンデスは、ケージにペティスを押し込んでいく。離れて右ハイをペティスが放つが、ブロックしたメレンデスはダブルレッグから削りにかかる。足を一本フックした状態で後方からパンチを入れるメレンデス。背中にケージとメレンデスを背負った状態が続くペティスは胸を合わせることができない。ようやくクラッチをはがし、正面を向いたペティスが距離を取り直す。ここでもメレンデスはショートフックの連打で距離を詰めて、ダブルから尻餅をつかせた。
振りかぶったパウンドにスペースを見つけたペティスが立ち上がろうとするが、すぐに頭を胸につけたメレンデスがソレを許さない。正座した状態で、尻餅をついたペティスと殴り合ったメレンデスはスタンドに戻っても、すぐにフックの連打からペティスをケージに押し込んでいく。ペティスの左ハイをダッキングでかわしたメレンデス。距離ができると左ストレートを打ち込み、ペティスの飛びヒザも構わず再びダブルでケージに押し込む。残り10秒で離れ、王者が左ハイを入れるが、チャレンジャーが右フックを見せたところで初回が終了した。
2R、初回同様パンチから組もうとしたメレンデスに右オーバーフックを入れたペティスだが、メレンデスのショートフックの回転は緩まらない。セコンドが「あまり打ち合うな」と指示を出すが、メレンデスは前蹴りを受けてもパンチを振るって前へ出ていく。続いて組みついたところでペティスはギロチン一閃。左に回転し、マウントを奪うとメレンデスがタップ!!! キャリア25戦目でエルニーニョがついに一本負けを喫することとなった。「15ヵ月のオフの間、ずっとジムで自分を磨いてきたんだ」と語るペティス、ベンソン・ヘンダーソンとメレンデスから一本勝ち、極めも強いチャンピオンは全局面で勝利できることを最高の舞台で証明した。