【PFL Pacific】PFLが第4の地区リーグ──パシフィックを発足。2026年に4イベントを開催!!
【写真】マウイキッド、ジェイ・ジェイ・ウィルソンはPFLパシフィックを象徴するファイターだ(C)PFL
13日(火・現地時間)、PFLが欧州(Europa)、中東(MENA)、アフリカ(Africa)に続き第4の地区リーグとなるパシフィックを発足、2026年に4大会を行うことを発表している。
text by Manabu Takashima
Pacificと謳ってはいるが参加国&地域は豪州、ニュージーランドに太平洋の島々という表現がされているが、つまりは南太平洋の一部でオーストララシアという風に捉えて良いだろう。あくまでも環太平洋、アジア太平洋ではなく、日本など東アジアやハワイ、グアムなどは含まれない。
そんなPFLパシフィックのプロモーションビデオにはニュージーランド人PFLファイター=ジェイジェイ・ウィルソン、同じくキウイのレジェンドでPFL首脳のセイ・セフォーが登用され、ジェイジェイは「この地域の人間は、スポーツとともに成長する」と話し、セフォーは「格闘技が自分の夢を大きくしてくれた」と語っている。
現地時点では階級や特定の選手の名前などの発表はなく、最高のメンバーが集まるとリリースには明記されている。そしてWin & Advantageのスローガンの下、パシフィック・トーナメントは大金が掛けられて4イベントで構成されるとのこと。
さらにPFL パシフィックがスタートを切る際には、PFL Champion Seriesも開かれ、PFLが誇るグローバルなトップファイターとローカル・ファイターの競演も強調されている。
ライトヘビー級WTで初戦敗退のロブ・ウィルキンソン、ウェルター級にジョセフ・ルシアーノ、ライト級準決勝でガジ・ラバダノフと戦うウィルソン、同じくライト級でデビューを控えるアントニオ・カルーゾ、女子ではフェザー級のサラ・コリンズ、フライ級のチェルシー・ハケットが同地区から現在PFLに在籍しているが、JDMが世界ウェルター級王者となったUFCとの質・量とは比べるべくもない。
現状、豪州はUFCにとっても大きな市場の一つでEternal MMAやHEX FSからコンテンダーシリーズ経由でUFCファイターを輩出しており、今年からはRoad to UFCに豪州とニュージーランドの選手も参戦しており、そのこの地域の選手の実力の高さは絶対だ。と同時に選手層でいえば、それらトップ選手級がどれほど残っているのかは、未知数。そのようななかでPFLパシフィックにはどのようなファイターが集まり、如何に発展していくのか興味深い。