【ONE06】朴光哲、ローに苦しむもゾロを破りOFCライト級王座獲得!!
【写真】最も警戒していた右ローを食らいまくった朴だが、決して勝負を諦めることなく栄冠に輝いた(C)MMAPLANET
<OFCライト級選手権試合>
朴光哲(日本)
Def.3R1分2秒 by TKO
ソロパベル・“ゾロ”・モレイラ(ブラジル)
当初、エドゥアルド・フォラヤンとの試合が予定されていたソロパベル・モレイラ。フォラヤンが11月のURCC出場を優先させたことで、朴光哲にビッグチャンスが舞い込んだ。
プロ修斗世界ウェルター級(※70キロ)王座獲得に失敗し、一度は引退を口にした朴だが、7月にMMA復帰を果たすと、小知和晋からKO勝利を挙げている。OFC3連勝中のゾロを相手にどのような戦いを見せるか。
身長差のある両者。小刻みにステップを踏み、ジャブで前に出る朴。ゾロは長い足から放つ前蹴りで朴を押し返すと、鞭のようなローキックからハイへ。
ゾロは、朴を首相撲に捉えたが、朴はボディへアッパーを放つ。朴が距離をとると、再び前蹴り、ローを放つゾロ。すると、ここで朴がジャブからオーバーフックを放ち、この一撃でゾロからダウンを奪う。
ガードからパウンドを落とす朴。ゾロも下から十字を狙ったが、朴はその長い足を捌いてパウンドを落としていく。立ち上がったゾロ。朴はワンツー、左フックを放つが、ゾロのローに前足が流れる。距離を取り、サークルケージを回る朴に対し、ゾロがハイキックを放ったところで1Rが終了した。
2R、ガードを固めるゾロに、朴が左右のフックを連続して放つと、左を伸ばし、再び右。ゾロのローで前足が流れ、一回転するも、パンチで前に出てくるゾロに、朴も左を伸ばして対抗すると、左右のフックを返す。
ゾロは前蹴り、ロー、パンチで距離を詰めると、首相撲からヒザ蹴り。朴もボディストレートを返して必死に応戦する。ケージに詰められた朴。ゾロはアッパーを放つが、朴も懸命に左を伸ばす。すると、ダブルレッグでテイクダウンを奪ったゾロはストレートアームバーのような形になるも、立ち上がって朴の側頭部にサッカーボールキック。必死にガードする朴にヒザを落としたが、ブレイクがかかる。
3R、ゾロのローにパンチを合わせる朴は、ソバットを見せる。前に出るゾロは、前蹴りを放つも、ここで下がりながら放った朴の右フックがゾロの側頭部にヒット。バランスを崩したゾロに、再び右フックを2発、動けなくなったゾロに対し、続けてアッパーを連打したところでレフェリーが試合をストップした。
下馬評を覆し、見事OFCライト級王座を戴冠した朴は、インタビュアーから、ゾロのローキックについて訊かれると「明日、トレイに行くのが大変かな」と語り、場内を笑いに包んだ。