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【UFC FUEL04】攻めきれないテフナ、判定勝利も内容は……

2012.07.12

<ライトヘビー級/5分3R>
ジェームス・テフナ(豪州)
Def.判定3-0:30-26、30-27、30-27
ジョーイ・ベルトラン(米国)

左ジャブを伸ばして前に出るベルトランだが、テフナが素早い右ストレートから右アッパー、さらに左フックを放っていく。

パンチの勢いはあるが、ガードが低いテフナに対し、ベルトランは押し込まれながらも左ミドルを見せる。

テフナは前に出て右ボディ、右アッパーを打ち込むと、左右の連打から組みつく。離れてすぐに左から右を伸ばしたテフナだが、ベルトランは右を当てて首相撲へ。腰に手を回し、テフナがベルトランをケージに押し込んでいく。ベルトランは態勢を入れ替えるが、テイクダウンは奪えない。ケージ中央に戻った両者、テフナは左から右、さらに思い切り左フックを放つと、ベルトランがダウン。グランドで下になってパウンドを受けたベルトランは何とか立ち上がり、連打を受けながらもタイムアップに救われた。

2R、まずは左を伸ばすテフナ。ベルトランは下がり気味の展開から抜け出すことはできない。テフナは右ボディ、左ローから右ストレート、左右のフックで圧力を掛ける。すると、シングルレッグを決めたテフナ。抜群のタイミングだったか、館内からため息が聞かれる。

ガードからエルボー、カンヌキで腕を固めるベルトラン。ケージまで押し込んだところで、ブレイクが掛かる。左フックからシングルを再び見せたテフナ、これを切ったベルトランがミドルを蹴りこむ。そのまま両者の手数が少なくなると、ラウンド終了間際にベルトランのハイから左ショートでテフナは一瞬ヒザを落とし、テイクダウン狙いでダメージをごまかしたが、ここでラウンドが終了した。

最終回、いきなりパンチのラッシュを掛けるテフナ。再び距離を取り直すと、右アッパー。ベルトランは組みつくがテイクダウンは奪えない。覚悟を決めて、打ち合いを挑むと、テフナはテイクダウンへ。すぐに試合はスタンドに戻るも、再びテフナはテイクダウン。ベルトランの立ち上がり際に右を放つテフナは、勢いこそあるが足が前に出ておらず手打ちになっている。残り1分、今度はベルトランがテイクダウンに成功する。

背中を預けて立ち上がるテフナは差し返し、試合は打撃戦へ。ここで前に出るのはベルトラン。右ハイから左ロー、最後は左フックを浴びたが、攻めきれないテフナにストレスが溜まったか、意を決して前に出るベルトランに爽快さを感じる試合となった。

結果、フルマークでテフナが勝利をあげたが、あまり褒められた試合内容ではなかった。

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