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マモル、田村ヒビキ、KOTC勝利後のそれぞれの声

2010.08.08

Mamoru & Tamura
【写真】試合後の両者の様子は対照的だが、田村ヒビキは当然として、マモルもカットの外傷だけで病院へ行く必要はなかった (C) MMAPLANET

5日(木・現地時間)、KOTC「SNIPER」で大きなインパクトを残して勝利したマモル&田村ヒビキのプロ修斗勢。日本の軽量級を代表し戦い続けてきたマモルと、ライト級の新鋭が挙げた二つの勝利を、それぞれがどのように捉えているのか。

両者の今後を踏まえ、両者に話を聞いた。マモル、そして田村の順にお届けしたい(※両者の出場した試合の模様が、今月の第3週ごろからSAMURAI TVで中継される)

マモル

――逆転勝利、おめでとうございます。

「ありがとうございます。結果だけ見ると良かった試合になるんですが、内容的には厳しかったです。米国本土で試合をする厳しさを学べたかなって思います。

バタバタして落ち着いてできなかったし、それはどこで戦っても一緒なのかもしれないんですが、予想以上にシンドイことなんだって身を持って分かり勉強になりました。経験値が上がったと思います」

――最初はパンチを受け、組みつかれてバックを取られましたが、そこからの形勢逆転。いつの時点で、勝てるという感触を掴むことができましたか。

「バックから逃げ、ヒザとヒジが当たるようになると、向こうが離れるようになったので、そこですね。距離が取りづらい相手だったので、組んでの打撃に切りかえたのが良かったです」


Mamoru【写真】マモルはヒジ、ヒザ、ムエタイ流の組みを最も総合に生かすことができる名手だ (C) MMAPLANET

――あれだけヒジを使えると、もうヒジ有りの試合を欲してしまうのではないですか。

「それは練習の仕方を変えたり――ですね。修斗でもヒザは使えるので。ムエタイを取り入れると、ヒザとヒジの連係など幅が広がるんですが、ヒジがないところで、どれだけヒザを使えるのか。パンチとの連係、組み技との連係でヒザを使うという戦略があるので、もっともっと勉強しないといけないです」

――では、これからはKOTCと修斗を並行して戦っていくということになるのでしょうか。

「う~ん、自分のキャリア的には佳境に入ってきているので、本当に自分を欲してくれるところで、良いファイトがしたいです。それが自分にとっても喜びなので。それが修斗かもしれないし、KOTCかもしれないし、あるいは他のところかもしれないですし。

今日で総合と立ち技を合わせて、37戦になったので、一応40戦までは区切りとして……。もちろん、それ以上戦うこともあるし、40戦で辞めるということじゃないんですが、いつも引退を考えて戦っているのは事実です。目安として、40戦以上のキャリアを積んでから終わらせたいと思っています」

田村ヒビキ

Tamura【写真】初めてのヒジも冷静に使いこなした田村。KOTCライト級のベルト、実力伯仲の修斗ウェルター級戦線、二つの舞台でこれからが楽しみな選手だ (C) MMAPLANET

――おめでとうございます。

「ありがとうございます」

――すぐに組みついてテイクダウンを仕掛けることができましたが、ハービーの打撃のプレッシャーはなかったですか?

「五味選手と朴選手との試合では、かなり慎重に戦ってくる相手だと思っていたんですけど、いきなり攻めてきたので少し驚きました。ただ、試合前から意気込んでいて、来るかなっていう感じもありました。めっちゃ睨んきていたので、眼を合わさないようにはしていたんですけど、僕も腹が立っていたんです(笑)」

――最初のテイクダウン狙いは立たれてしまいました。

「外掛けで倒しに掛ったんですけど、変な態勢になってしまったんで、ここで立ち上がられるなら、もう一度立ち上がって、しっかりとテイクダウンしようと思ったんです」

――2度目の試みはズバリと蹴りに合わせて、軸足をとれることができました。

「左ミドルに合わせたんですけど、あの選手は本当に蹴りも左、パンチの左だけだったんで、蹴りの軌道が見えたんです。ヒザもないですし、自然と体が動きました」

――マウントを奪ってから、無我夢中ではなく、冷静にヒジを落としているように見えました。

「せっかく良いポジションを取れたので、あそこを返されると相手は調子に乗って、僕もしんどくなるので、まずはバランスをキープしました。ただ、ディフェンスもザルさったので、これは殴れば当たると思いました。

ヒジもバランスをキープできていたので、打てば当たると感じたので、冷静に打ち込むことができました」

――3月に修斗公式戦で一本負けを喫した敗北を払拭できる大きな米国での勝利だったのではないですか。

「あの負けは自分にも問題がありましたし、課題が分かった試合でした。敗北以降、その課題を克服する練習を積んでいたので、あの敗北は良い経験ができたと今は思っています」

――師匠タクミ選手がかつて巻いていたKOTC世界ライト級ベルトが近くなったのではないでしょうか。

「せっかくこうやって呼んでもらえて、良い勝ち方ができたので、タクミさんが巻いたベルトを狙っていきたいです。道場にレプリカのベルトがあるので、もう一本、がめつく取りに行こうという気持ちでありたいです。もちろん修斗の試合も組んでもらえるなら戦います。

自分はいつも通り、練習して準備をしていくだけです。9月にタクミさんが、久しぶりに修斗で総合に復帰するので、今度は僕がサポートさせてもらいたいです」

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