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【Gladiator012】キムラを支点とした攻防は見応えタップリ。最後は清水が鉄人・大石を腕十字で破る

Shimizu vs Oishi【写真】やられたとばかり、試合終了後に笑みを浮かべた大石(C) MMAPLANET

23日(日)、大阪市東成区の東成区民センターで開催されたGLADIATOR012レビュー02。ここでは51歳の鉄人・大石真丈と流離いファイター=清水俊一のグラップリングMMAを振り返りたい。


<バンタム級/5分2R>
清水俊一(日本)
Def.2R4分48秒by 腕十字
大石真丈(日本)

01左ジャブを伸ばし、テイクダウンを狙った大石に対し、ケージに押し込まれた清水はキムラクラッチに取る。大石が体を振ると、清水は背中を向けて足を引き抜き離れると、試合は遠い間合の単発な打撃戦へ。

03大石が左ボディ・ストレートを伸ばし、2度ほどテイクダウンへ行くが清水が切る。逆にシングルレッグで組んだ清水がダブルレッグに移行しテイクダウンに成功。ハーフを取る大石に対し清水がエルボーやパンチを打ち、タイムアップを迎えた。

042R開始直後にシングルで組んだ大石、清水はここもキムラクラッチに取る。大石は身を沈め、後方への投げからトップを狙う。

05背中をつけた清水だが、キムララッチを支点に足を大石に絡めていく。清水が絡めてきた足を抱えた大石が上体を起こしトップへ。今度は大石がキムラクラッチを支点にして、上四方からサイドへ回っていく。

十字に入るかと思われた刹那、清水はそのキムラを支点に、足を振り上げて大石の背中に乗うろとトライ。そこから右足で大石の顔を刈り、腕十字へ。大石は清水の頭を跨ぎ、これを防ぎ、ようやくキムラクラッチが外れる。

06スタンドに戻った両者、近い距離のパンチの交換で清水の右が大石の顔面を捕える場面が増えてくる。大石はそれでも執拗にテイクダウンを狙い、シングルレッグで尻もちをつかせることに成功する。

清水はここもキムラクラッチを取り、後方に大石を投げるように背中をつかせる。

07そのままトップを取り、起き上ろうとした大石のバックへ。両足をフックした清水は、後方からパンチを大石の顔面に打ちつける。大石は両手で清水の右手を取り、頭を潜らせる。

08この瞬間に清水が四の字クラッチを解いて、腕十字を仕掛ける。十分な状態でクラッチを外せた清水が、大石の左腕を伸ばしタップを奪った。

鉄人からTKOでなく、タップを奪った清水はグラジエイター・バンタム級戦線参入のマイクアピールをした。

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