【Polaris12】ランガカーがジャッジ裁定勝利も……驚愕ドゥリーニョの「ギ」での強さ
<道着80キロ契約/15分1R>
トミー・ランガカー(ノルウェー)
Def.3-0
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
引き込んだランガカー、オモプラッタを防いだドゥリーニョだがキムラを反転して逃げようとし腕十字に捕えられる。体と並行にした腕を引き寄せようとしたドゥリーニョの動きを利したランガカーが、トップを選択する。すかさずバック狙いのドゥリーニョはハーフに。足を抜いたランカガーがサイドで抑え、ドゥリーニョのテッポウを潰しニーインからサイドへ。
再びニーインベリーを狙うランガカー、ドゥリーニョはハーフも帯を掴まれパスを許しそうになる。シングルから立ち上がったドゥリーニョ、道着でもスクランブルを融合した現代グラップリングの攻防が繰り広げられる。
ここでランガカーが下を選択。ドゥリーニョはスイープにもトップを維持する。ならばとランガカーは三角絞め、さらに起き上って対処したドゥリーニョの足を取りに行く。ここでドゥリーニョはヒザをついてニースライス──もランガカーが正対し、パスを許さない。デラヒーバ的なガードから腰を蹴ったランガカーが、ラペル・コントロール&ハイガードから三角へ。ドゥリーニョは担ぎパスを仕掛け、ガードに中に収まる。ニーシールドのランガカーはパスのカウンターでリバーサルを狙い、頭が落ちたドゥリーニョのバックへ。懸命に尻をずらそうとしたドゥリーニョをワンフックに捕えたランガカーが両足をフックして、バックグラブを完成させる。
右腕ごとフックしてカラーチョークを狙うランガカー、胸を反らして耐えるドゥリーニョは手首を掴み防御に徹していると思いきや──足のフックが組み変えられる瞬間にヒザ十字を仕掛け、バッククラブから逃れると50/50に入る。さすがはATOSといいたくなる動きを見せたドゥリーニョは、座った状態でランガカーの左足を取ってシングルレッグへ。
立ち上がったランガカーのジャンピングガ―ドをすかしたドゥリーニョがトップに。ランカガーはクローズドガード、ドゥリーニョがトーホールドを仕掛ける。立ち上がったランガカーは50/50を察知して反転するやバックを伺いつつ、トーホールドを狙う。足を抜いたドゥリーニョはトップも、ランガカーがオモプラッタをセット。
腕を抜いたドゥリーニョは口を開けて呼吸するランガカーにダイブし、50/50からトーホールドへ。ヒザを押して50/50を解きたいランガカー、この動きを利したドゥリーニョがヒザ十字に移行する。ヒザ立ちのスクランブルになったドゥリーニョは力技でトップを奪取したが、ガードを取ったランガカーが瞬時に三角絞めの態勢へ。
ストレートアームバーを耐えたドゥリーニョがパスを仕掛けると同時にタイムアップに。勝敗はジャッジの手に委ねられ、3-0でランガカーが勝利──も、UFCで連勝中のドゥリーニョの道着での強さは目を見張るものだった。