【Polaris12】健闘イングリッシュに対し、女帝ニコリニが得意のトーホールドで一本勝ち
<ノーギ・67キロ契約/15分1R>
ミッシェル・ニコリニ(ブラジル)
Def.9分30秒by トーホールド
ヴェネッサ・イングリッシュ(英国)
スピーディーなアームドラッグからシングルレッグを決めたイングリッシュ。リストを取るニコリニに対し、足を一本越していこうとする。クローズドを取ったニコリニは腰を切って腕十字、イングリッシュがボディロックを取るとスイープに切り替える。トップを維持するイングリッシュの右手をオーバーフックで抱えるニコリニは、逆の左手をアームドラッグに取りハイガードへ。腰を起こしたイングリッシュは左足を抜いて頭をニコリニのアゴの下においてパスを仕掛ける。
勢いのあるパスの仕掛けにヒザを入れたニコリニが一瞬にしてスイープを決める。得意のトーホールドの態勢に入ったニコリニ、イングリッシュがロールして足を抜く。立ち上がってダイブしたイングリッシュだが、ニコリニはシン・トゥ・シンから足を取りにいく。と、イングリッシュは瞬間技のエスティマ・ロックへ。ニコリニは落ち着いて横回転からトップを取り返す。
イングリッシュはここでもエスティマ・ロックを狙い、そのままインヴァ―テッド、バックを狙いつつ50/50の態勢から上体を起こしてトップを奪取する。50/50を捌いたニコリニはヒザを入れてガードを割りつつ上を取ろうとする。イングリッシュは激しい蹴り上げからダイブするが、ニコリニは瞬時にしてトーホールドへ。
一旦座ったニコリニは、ヒザを腹に当てて後方に倒れこみ再びトーホールド、イングリッシュはロールも腹ばいになったところでタップした。「ヴェネッサの積極的な仕掛けに感謝しているわ。練習していた通り、MMAじゃないから簡単だった……簡単ではないわね、でもパンチがないから。私の好きな形なの」とニコリニは話した。