【UFC243】残り30秒までキックボクシングマッチ。マシューズがアクマンにフルマークの判定勝利
＜ウェルター級／5分3R＞
ジェイク・マシューズ（豪州）
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ロステム・アクマン（スウェーデン）
右に回るマシューズが右ロー、左ローを蹴る。踏み込んだ右ローを2発蹴ったマシューズ、その2発目をアクマンがチェックする。サウスポーのアクマンに右を伸ばしたマシューズは、踏み込みに右フックを被せようとする。圧力の掛け合いの中で、アクマンは蹴りに左ストレートを合わせる。より慎重になったマシューズは、やや距離が遠くなり踏み込んで右クロス、ワンツーを繰り出す。やや手打ち気味のマシューズに対し、アクマンが右ストレート、前進に左フックをしっかりと打っていく。マシューズも右オーバーハンド、左ボディフックを返し、初回が終わった。
2R開始直後、右を被弾したアクマンの腰が一瞬落ちる。体重の乗ったパンチが戻ってきたマシューズだが、アクマンが左フックを当てる。マシューズも右を返し、ボディから頭を下げた状態で右オーバーハンドを当てる。両者が、思い切り右を空振りするなど、一度も組まないままこの回も残り2分を切る。距離が近づき、ヒザを見せたアクマンが右を入れ、マシューズも右オーバーハンドをヒットさせる。残り30秒でカウンター右を当ててマシューズが、最後に右ミドルハイから荒いオーバーハンドを振るってラウンド終了となった。
3R、これまでも同じように前に出るアクマンに対し、サークリングを使うマシューズがパンチを合わせるか前に出てワンツーまで見せるというキックボクシングが続く。楔となる攻撃のない両者。互いに前進に距離が縮まった時にのみ、クリンチの攻防になる。残り2分を切り、左に合わせてついに組みついたマシューズがバックに回る。胸を合わせたアクマンはケージに押し込まれるが、体を入れ替える。首相撲の攻防から離れヒザを見せたマシューズが左から右フックを打ちこむ。さらに組んでバックに回ったマシューズに対し、胸を合わせたアクマンがケージに押し込まれると引き込みながらギロチンへ。直後にタイムアップとなった。
結果、フルマークでマシューズが判定勝ちを手にした。
