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【ONE98】ONE初陣へ、Dragon Boy=イヴォルブ所属の澤田龍人「構えも距離も変わりました」

Doragon Boy【写真】TシャツはもちろんEvolve Fight Team (C)NOBBU YASUMURA

本日16日(金・現地時間)、タイはバンコクのインパクト・アリーナで開催されるONE98「Dreams of Gold」で澤田龍人がアジス・カリムとのONE初陣に挑む。

5勝3敗のインドネシア人ファイターを相手に、修斗タイトルコンテンダーからONEウォリアーシリーズを経て、本戦契約を勝ち取った澤田。昨年11月にはEvolve MMAのトライアウトに合格し、シンガポールへ移り住んだ。ドラゴン・ボーイの異名を得た澤田に──計量直後、その心境を尋ねた。


──待望のONEデビュー戦を迎えた澤田選手ですが、ウォリアーシリーズを経て6フィギア・ディールの契約でステップアップという形ではなかったのですか。

「僕は違います。ウォリアーシリーズで認めてもらったけど、ああいう契約ではないです。でもONEに出たかったので、そこは問題でなかったです。もともと10月のジャカルタ大会でデビューと聞かされていたのですが、今大会に変わった形でした。でも、いつでも戦える心構えでいたので全く問題ないです」

──昨年11月のトライアウトに受かり、2月からEvolve MMAの一員としてシンガポールでプロMMAファイター生活を続けています。

「そうですね、タイ人と練習する機会も多くなりましたし、バンコクに来ても違う国で試合をするという気はしないです。もう東南アジアで半年生活していますし、気候も変わらないですから」

──この間、MMAファイターとして最も成長した部分はどこだと考えていますか。

「チームメイトに鍛えられて、メンタルが変わりました。それと5月からヘッドコーチのヒース・シムスが戻ってきて、レスリングベースでグラップリングの方も鍛えてもらっています。練習内容も凄く考えられるようになって、体や気持ちのケアをしてくれるので、ヒースが指導してくれるようになってからよりフィットしたと思います。

ヒースが『いつでも試合ができる準備をしておけ』という考えで、そのなかでアレックス(シウバ)も同じ大会で戦うので力を合わせて練習してきました。チームのメンバーも、自分の練習時間以外でも僕らに付き合ってくれましたし、全員でサポートしてくれるのでパワーを貰っています」

──イヴォルブも随分と顔ぶれが変わったと思いますが、KL大会で藤沢彰博選手に勝利したアレクセイ・トイヴォネンらも一緒に練習しているのですか。

「しています!! めちゃくちゃ寝技が強くて……何もさせてもらえないです」

──なるほど。これまでレスリング&空手スタイルだった澤田選手が如何にイヴォルブ化したのか楽しみです。

「そうですね、構えも距離も変わりましたが、そこを意識している部分はあります」

──対戦相手のアジス・カリム、インドネシア人ファイターですがどのような印象を持っていますか。

「極真空手出身らしいですけど、試合を見る限りは寝技の選手です」

──修斗で世界王座を賭けて戦った猿田洋祐選手や内藤のび太選手は、ONEでもタイトルを獲得しました。澤田選手もプレリミで東南アジア勢と戦っている暇はないと勝手ながら思っています。

「う~ん、でも僕はチャンピオンになれなかったですし、海外では僕のことは誰も知らない。下からスタートで全く構いません。ONEを見ていると東南アジアの選手で、プレリミで戦っていても強い選手はたくさんいることを知りました。

デビュー戦ですし、自分の良さを表現できるようにフィニッシュを狙って戦いたいです。修斗デビュー戦やウォリアーシリーズに出る時より、ずっと気持ち的にはリラックスできているので……しっかりと勝ちます」

──いやぁ、このインタビュー中に一度も『押忍』という言葉を使わなかったですね(笑)。新しい澤田選手、期待しています。

「アハハハハ。ホントっすね。言われて気付きました(笑)」

■ONE98対戦カード

<Super Seriesキックボクシング世界フライ級選手権試合勝/3分5R>
ペッダム・ペッティンディー・アカデミー(タイ)
イリアス・エナッシ(オランダ)

<ONE Super Seriesキックボクシング・フェザー級ワールドGP準決勝/3分3R>
ジョー・ナタワット(タイ)
ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
アシャ・ロカ(インド)

<ONE Super Seriesキックボクシング・フェザー級ワールドGP準決勝/3分3R>
サミー・サナ(フランス)
ジャバル・アスケロフ(ロシア)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレックス・シウバ(ブラジル)
ステファー・ラハディアン(インドネシア)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ムエンタイP.K.センチャイムエタイジム(タイ)
山田健太(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
タン・リー(米国)
朴光哲(日本)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
サヴァス・マイケル(キプロス)
ルーシラー・プーケットトップチーム(タイ)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
チャン・ロタナ(カンボジア)
グスタボ・バラルト(キューバ)

<ムエタイ・キャッチウェイト/3分3R>
バングリアム・ノーラン(英国)
プリーニ・ペッチインディーアカデミー(タイ)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R/5分3R>
澤田龍人(日本)
アジス・カリム(インドネシア)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
アラヴェル・ラマザノフ(ロシア)
オギエン・トピッチ(米国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ジャオ・ジーカン(中国)
ポール・ルミヒ(インドネシア)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ハシガトゥ(中国)
ラモン・ゴンザレス(フィリピン)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ユーサップ・サーデュエラフ(ロシア)
キム・デフォン(韓国)

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