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【Quintet03】チーム・アルファメール、いやゴードン・ライアンがポラリスを制しベガス大会で優勝

<決勝戦・第1試合/4分1R>
ダスティン・アクバリ(米国)
Draw.
ダン・ストラウス(英国)

力で押し込むストラウス。軽量のアクバリに対し、ジャンピンガードから引き込みスイープを狙う。ひっくり返されることなくスタンドに戻ったアクバリに対し、ストラウスはここも引き込んでスイープを狙う。オモプラッタを防いだアクバリは立ち上がったストラウスを大内刈りで倒し、ギロチンも封じる。ストラウスは残り1分でオモプラッタ狙いも、ここで両者に注意が入る。

アクバリは飛びつき十字、続いて引き込み十字に失敗。最後も引き込んだストラウスだが、4分はあっという間に経過しドローとなった。

<決勝戦・第2試合/8分1R>
マンシャー・ケラ(米国)
Draw.
マーチン・ヘルド(ポーランド)

スライディング気味に引き込んだヘルドが、足を引き寄せて潜りガードへ。外掛けからのフットロックを防いだケラに対し、ヘルドの足狙いが続く。ヒザを押して耐えるケラ、ここで両者に注意が与えられる。ハーフのヘルドの頭を抱えるケラはギロチンを解いてパスへ。サイドで抑え、足を取らせないケラ。ならばとヘルドは、足を束ねて起き上がり、リバーサル。直後にストレートフットロックも、ヒザを抜いたケラがパスを決める。

ケラはニーインベリー、サイドに戻りガードを取らせない。逆にマウント狙いからバックを伺ったケラは、ハーフに戻したヘルドから足を抜く。ヘルドに注意が入り、パーテルへ。バックに回ったケラは動き出しが早かったと、リスタートを要求される。変わらず再開時にバックを取ったケラだが、足を戻したヘルドが前転からヒザ十字を狙う。

足を抜いてパスしたケラのサイドコントロールに、ヘルドが潜って上を狙う。ワキを差してきたヘルドの腕を取ってアームロック狙いのケラだったが、ヘルドが離れる。ダースで後方回転、ケラがトップを取ったところでタイムアップ。2試合連続ドローとなった。

<決勝戦・第3試合/4分1R>
クレイグ・ジョーンズ(豪州)
Def.1分35秒by RNC
アントニー・ジャウジ(ブラジル)

ガードを取ったジョーンズ。腰を離すジャウジはハーフで胸を重ねていく。ジャウジのみ注意が入り、パーテルで試合が再開。立ち上がったジャウジのバックを取ったジョーンズが両足をフックし、スタンドでRNCを極めた。

<決勝戦・第4試合/8分1R>
ゴードン・ライアン(米国)
Def.3分21秒by RNC
クレイグ・ジョーンズ(豪州)

今大会一番の注目の顔合わせ。ライアンがシングルレッグに出ると、ジョーンズはギロチンへ。頭を押し込み極めさせないライアンは、ジョーンズが技を解くとパスを狙っていく。枕で抑えパスに成功したライアンは、マウントを奪取。ブリッジのジョーンズに対し、ワキをすくう仕草を見せたライアンは襷がけからバックへ。

ロールするジョーンズに対し、両足をフックしたライアンが四の字フックからRNCを極め、豪州との新星との対戦を3連勝とした。

<決勝戦・第5試合/8分1R>
ゴードン・ライアン(米国)
Def.4分33秒by 腕十字
ヴィトー・シャオリン・ヒベイロ(ブラジル)

ダブルレッグからボディロックでテイクダウンに成功したライアンは、腰をコントロールしてパスを狙う。ハーフで固めるライアンに対し、シャオリンはヒップエスケープでフルガードに戻していく。ライアンは足首を捌いてパスしサイドで抑えると、マット中央に移動後に潜ろうとするシャオリンからバックを取る。

ロールするシャオリンは必死にRNCから逃れようとするが、口をふさがれるなど厳しい状況が続く。ここから足で頭を刈ったライアンはシャオリンの組んだクラッチを外す。右手が伸びながらも、必死にブリッジで逃げてようとしたシャオリンだったが、観念しタップした。

<決勝戦・第6試合/8分1R>
ゴードン・ライアン(米国)
Def.4分33秒by 腕十字
グレゴー・グレイシー(ブラジル)

アームドラッグでバックに回ったライアンだが、場外ということで向かい合った状態で試合が再開される。ワキを潜ってダックアンダーでバックに回ったグレゴー。ライアンは前転からガードを取る。足を取りつつ上を取ったライアン、グレゴーの50/50で両者に注意が入る。

ライアンは再びアームドラッグでバックに回ると、即座に寝技に持つこむ。尻をずらしたグレゴーに対し、トップを取ったライアンは上四方に回る。さらに逆側のサイドを取り、マウントを奪取したライアンは枕で抑えて肩固めへ。

シザースで足を絡ませストレートフットロック、50/50に移行したグレゴーだったが、足を抜かれてパスを許す。頭を跨いで腕十字を狙うライアンの動きを察知し背中を滑らせたグレゴー。それでもライアンは右ワキと右腕を取り、バックマウントを奪取する。

四の字フック&襷がけ、手首を掴んで逃げるグレゴーが背中を反らして防御する。と、バックマウントの状態でも動きがないとライアンとグレゴー、両者に注意が入る。スタンドで試合が再開されライアンが引き込みハーフから足を取りにいく。残り30秒、グレゴーのトォーホールド狙いに上を取ったライアンは、そのままタイムアップに持ち込み、チーム・アルファメールを優勝に導いた。

6試合で4勝、勝利に直結する2つの時間切れと、まさにゴードン・ライアンの夜となったクインテット初のベガス大会だった。

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