【UFC227】TJ・ディラショーが初回KO勝ちで、王座初防衛。右フックの応酬でガーブラントに打ち勝つ
<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
TJ・ディラショー(米国)
Def.1R4分10秒by TKO
コディー・ガーブラント(米国)
TJのタッチクローブをガーブラントが応じず、この一つの動きで館内が異様に盛り上がる。オーソに構えたTJに右ハイを見せた挑戦者。続きて右ミドルを蹴っていく。右手前でシングルのフェイクを見せるTJに、惑わされないガーブラントがワンツーから右の蹴りを放つ。遠い距離でロー、踏み込んで右を振るうTJが右を被弾して動きが一瞬止まる。
シングルで取られそうなタイミングで、捕まりかかった右足で前蹴りを狙うガーブラント。ヒリヒリした展開のなかで、TJの蹴りを押し倒したガーブラントがバックに回って、後方から右のパンチを連打する。
胸を合わせて離れたTJは、連打で距離を詰めてくるガーブラントに右を返す。ガーブラントは構わず前に出ると、右フックを受けてダウン!! 組んできたガーブラントを潰し、バックに回ろうとしたチャンピオン。この動きに対して、右足を掴んで防いだガーブラントだがそのままパンチを被弾し続けて立ち上がる形に。
距離を取った両者、左ローから右ジャブを当て返す。ガーブラントが右を見せ、左ジャブを繰り出す。王者は右ハイを返すと、テイクダウンのフェイクから右を打ってきたガーブラントに右を当て、後方によろめいたところにもう一度右フックを打ち2度目のダウンを奪う。
バックコントロールからパンチを連打し、立ち上がったガーブラントをケージに送ったTJは、そのまま右のパンチを後方かれ打ち続け、が前を向いたところでヒザ蹴りを決め、フックの連打を打ち込むと、レフェリーが間に入り勝負が決した。
王座初防衛に成功したTJは「ドウェイン・ラドウィック、誕生日おめでとう。このベルトは彼のモノだ。カウンターの蹴りを狙っていたけど、待っている時に右フックのカウンターのタイミングになったんだ。で、こういうことになった。僕がオールタイムでベストのバンタム級チャンピオンだ。(ヘンリー・セフードの挑戦表明を聞かれ)ベイビー、やろうぜ(笑)」と勝利を振り返った。