【UFC FOX30】ヘルナンデスがテイクダウン&テイクバックでオバルメシエを下し、UFC 2連勝を飾る
<ライト級/5分3R>
アレキサンダー・ヘルナンデス(米国)
Def.3-0:30-27. 29-28. 29-28
オリヴィエ・オバメルシエ(カナダ)
オーソドックスのヘルナンデスが、サウスポーのオバルメシエに右ハイ。さらにパンチを振りながら前に出る。オバルメシエはケージを背にしてサークリング。前に出たところでヘルナンデスが組み付く。離れた両者。オバルメシエが左ハイ。さらに組み付き、四つの状態でケージに押し込む。ヘルナンデスは離れて距離を取ったあと、ハイクラッチからケージへ。オバルメシエはこれをカットする。
打撃の交換から距離が近くなれば、組んでケージ際に持ち込むという攻防が続くなか、オバルメシエの左ストレートにヘルナンデスが右ショートを合わせる。さらに右ショートをコツコツと当てるヘルナンデス。組みついてオバルメシエをケージに押し込んでいく。
2R、パンチの交換からヘルナンデスがダブルレッグでテイクダウンに成功。立ち上がったオバルメシエが組み付くと、ヘルナンデスはシングルレッグ。これをアームバーで切り替えるオバルメシエ。極めきることはできなかったが、トップをキープする。パウンドを放つオバルメシエに、下から腕十字を仕掛けるヘルナンデス。さらにヘルナンデスはスイープ、バックを狙っていき、なんとか凌ごうとするオバルメシからトップを奪う。
ここで立ち上がった両者。ヘルナンデスはすぐに組み付いてケージ際へ。しかしテイクダウンを奪うことはできない。それでもケージ際でヒザを放ちながら、テイクダウンを狙うヘルナンデス。オバルメシエを組みつぶし、パンチを浴びせていったところで2Rを終えた。
最終回、右ストレートを振りながら組み付いたヘルナンデス。オバルメシエをケージに押し込み、放ったヒザがオバルメシエの下腹部に入り、レフェリーが試合を中断する。試合を再開後、ヘルナンデスはオバルメシエをケージ際に追い込み、パンチの連打を浴びせる。ヘルナンデスも右を打ち返すが、ヘルナンデスはすぐさまダブルレッグでテイクダウン。オバルメシエをケージに押し込み、パンチを打つが展開がなく、レフェリーがブレイクを命じる。
スタンドで再開後、オバルメシエが突っ込んでくるも、テイクダウンしたのはヘルナンデス。しかしオバルメシエがバタフライガードからスイープ、続いてダブルレッグでヘルナンデスに背中をつかせた。やや疲れが見えるヘルナンデスに対し、パスを狙うオバルメシエ。そのオバルメシエがパスしようとした瞬間、ヘルナンデスがテイクバック、パンチを浴びせるとオバルメシエは露骨に嫌がる表情を浮かべ、試合終了のブザーを聞いた。
ジャッジは3者ともヘルナンデスの勝利を支持。これでヘルナンデスはオクタゴン2連勝となった。