【ONE74】初回にダウンを喫したヌネスが、圧力&印象点でイニオンを逆転3‐0判定勝ち
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
イステラ・ヌネス(ブラジル)
Def.3-0
ジナ・イニオン(フィリピン)
左ローを放ったヌネスに組みついたイニオン。ヌネスは耐えてヒザを突き上げる。離れたイニオンは左ロー、ヌネスが左ジャブから左ハイを狙う。さらに右オーバーハンドを打ち込んだヌネスが、プレッシャーを強める。ロープを背負うイニオンは、ヌネスの前進に右を合わせていく。構わず打ち下ろすような右を繰り出すヌネスだが、ここから慎重になる。
ハイでバランスを崩したイニオンが立ち上がったところで、ヌネスは右の飛びヒザを狙う。と、ヌネスの右ミドルに右ストレートをイニオンが合わせ尻餅をつかせた。
2R、ローを蹴りあった両者。イニオンのテイクダウン狙いをヌネスが切る。イニオンがロープを背負い、ヌネスがプレッシャーを与えるものの手数は少ない。リング中央で両者に攻めるよう注意が入る。ヌネスの大きな振りの右フックに対し、イニオンも前に出て右を入れる。ヒザから右ストレートをヒットさせたヌネスだが、続く飛びヒザは届かない。
ワンツーで前に出るイニオン、ヌネスは左フックを被せようとする。ヌネスは遠い自分の距離で手が出ず、左ハイで姿勢を崩すなどダウンが精神的に影響しているかのようなラウンドとなった。
ハグから始まった最終回、ヌネスの右オーバーハンドにイニオンがダブルレッグを狙う。これを切ったヌネスだが、そこから手が出ない。ヌネスは後ろ回し蹴りから左ハイ、ブロックしたイニオンはコーナー際に留まるようになる。左ジャブを当てて離れたヌネス、左ハイを繰り出す。見る機会が増えたイニオンは右に左を合わせていく。イニオンは右ストレートに組みにいくが、切られてヒザを受けそうにある。ヌネスはイニオンの左フックに左ハイを合わせる。ブロックしたイニオンは、オーバーハンドを避けて所でヒザを突き上げられる。
残り30秒、攻撃を纏めることができなった両者、最後にヌネスのジャンピングハイがイニオンの頭部を掠め、試合はタイムアップとなった。ダウンを奪ったのはイニオン、圧力を掛け印象点の残る攻撃はヌネス──結果は、ヌネスが3‐0で判定勝ちを手にした。