【DWTNCS S02 Ep02】打撃で支配したチカズ、最終回に寝技でポジション許しスプリンガーのRNCに下る
<フェザー級/5分3R>
オースチン・スプリンガー(米国)
Def.3R4分10秒by RNC
ギガ・チカズ(ジョージア)
GLORYで活躍し、オランダから米国に移り住みMMAで頂点を目指すチカズ。TUF22に出演のスプリンガーと対戦。チカズはサウスポー、ワイドスタンスから右前蹴りを繰り出す。続いて左ミドル、左ハイを遠めのレンジで狙っていく。スプリンガーが組みに来たところで、左ハイを入れたチカズは、そのままケージに押しこまれると体を入れ替える。
再び金網を背負いながら、上手く体を入れ替えて離れたチカズは見事なタイミングで左ストレートを打ち込み、下がったスプリンガーに飛びヒザも、キャッチされてテイクダウンを許す。スプリンガーは三角絞め防ぎ、担ぎパスを狙いつつ鉄槌を落とす。クローズドガードに戻したチカズはパンチを被弾し、ヒップスロー狙いを肩固めで切り替えられそうになる。
ここは反応し、立ち上がってパス狙いのスプリンガーに蹴り上げを見せたチカズ。スプリンガーはスタンドに戻れと挑発しながら、即テイクダウンへ。倒されたチカズがオモプラッタを狙い、スクランブルに持ち込まれてもダブルレッグを切りバックに回ったところで初回が終わった。
2R、チカズの強烈な勢いの左ミドルをキャッチし、テイクダウンを狙ったスプリンガー。切ったチカズは離れ、右オーバーハンドを打ち込む。シングルで足を取り、もう一方の手でフックを振るうスプリンガーも、果敢に打撃戦に応じつつ組んでいく。腰に乗せて投げようとしたチカズ、スプリンガーが耐えてボディロックテイクダウンへ。今度はチカズが倒れず、離れて左ハイを放つ。
スプリンガーがスイッチすると、チカズもオーソに構えなおす。スプリンガーはオーソに戻しダブルレッグを決めサイドから抑える。ハーフに戻したチカズが、ニーシールドを作る。スプリンガーが立ち上がり、試合はスタンドに。チカズが前転するような蹴りを見せてラウンドが終了した。
最終回、オーソのチカズは左ジャブ、右クロスを入れる。スイッチして左ストレート、さらに左ミドルを蹴り込むと、構えを変えつつ間合いを支配し右ストレートをヒットする。左ミドル、構えを変えて右後ろ回し蹴りを2度見せたチカズは、蹴り足をキャッチして右を打ち込む。後方に倒れたスプリンガーは、後方回転から起き上がってダブルレッグへ。
小手投げを狙い、離れたチカズがダブルレッグでケージに押しこまれるとエルボーを打ち、回り込んで離れる。軌道を変える空手流の蹴りを披露したチカズだったが、ついにローダブルレッグでテイクダウンを奪われる。肩固めからマウントを奪取したスプリンガーは左右のパンチを連打し、背中を見せたチカズをRNCに捉えタップを奪った。
劣勢のなかの逆転一本勝ちを振り返り、スプリンガーは「グレイシーバッハ・オーランドのベストコーチのお陰だ。どんな形だろうが寝技に持ち込むつもりだった。ハードワークがあって、勝利を手にすることができる」と話した。