【HEAT42】異次元MMAの実践者、ミシェウ・ペレイラ「すぐに倒れなければ、色んな動きが披露できる」
【写真】日本へ向かう飛行機での様子を送ってくれたミシェウ・ペレイラ。名古屋到着は明日の午後になるという(C)BRAZILIAN THAI
27日(日)、愛知県刈谷市の刈谷市産業振興センター内あいおいホールで開催されるHEAT42にブラジルから、ミシェウ・ペレイラが初来日を果たす。
コークスクリューのような捻りを加えてジャンピング回転パス、ケージを蹴ってのパスガードや後方回転してのムーンサルト・パスなど他の例を見ない奇想天外な動きの持ち主ペレイラは、大会直前になってウェルター級王者ソン・ソンウォンの欠場により、キム・ソンフンと戦うこととなった。
ブラジルを離れる直前、今回の試合に向けてペレイラが意気込みを語ってくれた。
──日本での試合が迫ってきました。現在の体調は如何ですか。
「ずっと日本で戦いたいと思っていたんだ。この機会を得ることができて嬉しい。僕にはチャンピオンになれる準備ができている」
──ただ、今回の試合はウェルター級王者ソン・ソンウォンの負傷欠場で、対戦相手がキム・ソンフンに代わりノンタイトル戦になってしまいました。
「だからこそ、この試合でHEATの王者になる力を持っていることを証明するために戦いたい。対戦相手が誰になろうが、ブラリジリアン・タイのダニロ・ザノリニに伝えられた相手と戦う。このチャスをくれたHEATに感謝しているよ」
──そのHEATに関して、何か前情報はありますか。
「もちろん。HEATは今伸びている大会で、外国人選手にキックボクシング、MMAとも出場機会を与えてくれるという評判だよ」
──では、ここからはミシェウ自身のことについて尋ねさせてください。もともと格闘技を始めたきっかけは何だったのですか。
「子供の頃からファイトが好きで、自分もやってみたいと思っていたからだよ。一番影響を受けたのは、アンデウソン・シウバとか、多くのチャンピンからかな。だからファイターになった今も、お客さんの前でハードな気持ちで戦うことがとても重要だと考えている」
──これまでペルー、ロシア、セルヴィア、中国と数多くの国で試合をしてきました。
「それぞれの国で特徴があるけど、日本で戦うことが本当に僕にとって夢だったから、今回のチャンスを絶対にモノにしたいんだ。
それにHEATのケージは僕のファイティング・スタイルにとてもマッチしているし、やっぱりMMAはリングよりケージが適しているよ」
──そのケージが好きだというのは、やはりケージを蹴ってのジャンピングパスや、またケージがなくても前転しながらカカト落としを狙ったり、バク宙パスなど奇想天外なファイトスタイルに金網が適しているということでしょうか。
「ああいう動きが好きなんだ。そして、僕だけが持つテクニックだと思っている。HEATのケージでも、飛び跳ねて、ケージを蹴って、クルクル回るよ(笑)。相手がすぐに倒れなければ、色んな動きが披露できるはずだよ」
──その対戦相手キム・ソンフンの情報は何か入っていますか。
「何も知らない。でも、前の相手もそうだった。対戦相手が代わっても、誰と戦おうが準備できているから問題じゃないよ。
そしてこの試合に勝って、改めてHEATウェルター級のベルトに挑戦してチャンピオンになる。HEATのチャンピオンは僕にとって、これから多くの成功を収めるために非常に大切になってくる。
そして僕はダニロがやってのけたように、HEATで歴史を創るんだ。日本のファンのために戦うから、もう少しだけ僕の到着を辛抱して待っていて欲しい」
■ HEAT42対戦カード
<HEAT総合バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]赤尾セイジ(日本)
[挑戦者]キム・ミュンギュ(韓国)
<HEAT総合ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]オク・レユン(韓国)
[挑戦者]ジャック・ベッカー(豪州)
<HEAT総合ライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
チョン・ダウン(韓国)
ジェイソン・ラドクリフ(英国)
<80キロ契約/5分3R>
キム・ソンフン(韓国)
ミシェウ・ペレイラ(ブラジル)
<キック・スーパーヘビー級/3分3R>
楠ジャイロ(ブラジル)
ユー・ヤンレー(韓国)
<キック57キロ契約/3分3R>
鈴木万李弥(日本)
ホ・ジヒョン(韓国)
<キック・ライト級/3分3R>
ヘンリー・セーハス(ブラジル)
リョウタ(鷹虎ジム)
<キック・ミドル級/3分3R>
ヒマラヤン・チーター(ネパール)
キム・パンス(韓国)
<NEWAGEキック58キロ契約/2分3R>
エリック・セーハス(ボリビア)
鷲見翼(日本)