＜バンタム級／5分3R＞
アンソニー・レオーネ（米国）
Def. Unanimous
マゴメド・ジナゾフ（ロシア）

まずレオーネが右ローを蹴る。ジナゾフはテイクダウン狙いを切ると、素早い動きでバックに回ろうとする。懸命に胸を合わせたレオーナは、テイクダウンを取られると足関節狙いに反応したジナゾフに、シングルを仕掛けてリバーサルに成功する。ここからスクランブルでバックに回り込み、ケージとジナゾフの間に入ってワンフック、落とされないように両足をフックする。

残り2分、後方からパンチを入れるレオーネの手首を掴んで絞めに入らせないジナゾフは、腹ばいになりフックされた足を掴んで横に落とそうとするが、レオーネが背中についていく。ワキの下からパンチを入れ、仰向けになってもバックマウントをキープし続けたレオーネが初回を取った。

2R、飛び蹴りを見せたジナゾフが左フックからローも、レオーネがその蹴り足をキャッチしテイクダウンへ。首を抱えるジナゾフだが、サイドを取られており効果はない。頭を抜けたレオーネはサイドからマウント、ジナゾフが足を戻してハーフになる。レオーネはすぐに足を抜いてサイドで抑えると、枕を作ってパンチを入れる。

ジナゾフのケージキックもポジションを許すことがなかったレオーネは、ブリッジを潰して抑え込みを続ける。残り90秒で立ち上がることに成功したジナゾフが、右フック、ボディフックを打っていく。レオーネはテイクダウン狙いも、逆にケージに押しこまれたが、ギロチンを仕掛けて離れ、試合は最終回に。

最終回、レオーネのダブルレッグを後方に投げてトップを取ったジナゾフは、続くレオーネのハーフからの仕掛けでケージを掴んだとして、スタンドで再開を命じられる。ジナゾフのパンチにシングルを合わせたレオーネは、切られた後のヒザ蹴りが急所に入ったとアピールし再び試合が止まる。再開後、ワンツーからローを入れたジナゾフだが、レオーネのシングルでケージに押しこまれキムラクラッチで耐えるも、時間は進む。

胸を合わせ、体を入れ替えたジナゾフは右腕を差し上げるが、テイクダウンは奪えずボディにヒザを受ける。このクリンチの展開が、残り1分まで続く。ジナゾフは離れてワンツー&ローのコンビを繰り返し、ダブルレッグを止めヒザをボディに入れる。そのままケージにレオーネを押し込んだところで試合終了となり、形勢逆転とならずジナゾフは判定負けに。今回、上位5カードに出場のロシア勢は1勝4敗と大きく負け越すこととなった。

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