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【Invicta Fc29】4代目王者もUFC行きなるか。女子MMA界の戦う生き字引カフマンがリナーと王座決定戦

Kaufman vs Lehner【写真】リナーのキャリア8戦というのは、女子MMA界では主流といえる戦績。対する カフマンは19勝4敗だ(C) INVICTA FC

9日(月・現地時間)にInvicta FCが5月4日(金・同)にミズーリ州カンザスティのスコティッシュライト・テンプルで開催するインヴィクタFC29で世界バンタム級王座決定戦としてサラ・カフマン×カタリナ・リナー戦を組むことを発表した。


インヴィクタFC世界バンタム級王座はヤナ・クニツカヤのUFC行きに伴って空位となっていたもので、同王座は初代数えてローレン・マーフィー、トーニャ・エヴィンガー、そしてクニツカヤと3人揃ってUFCへステップアップを果たしている。

文字通りUFCの登竜門といえる王座を狙うカフマンは2007年のMMAデビューから、2009年にStrikeforceと契約、以降は常に米国女子MMA界のトップランナーとして活躍してきた。そのストライクフォースでは端貴代に勝利してバンタム級王座を獲得している。このベルトはマルース・クーネンに王座を奪われたものの、リズ・カモーシェとアレクシス・デイヴィスを破り、ロンダ・ラウジーに渡った頂点の座を取り返すべきタイトルチャレンジ──も腕十字に下った。

その後、UFCとの契約を果たしたものの1勝2敗1NCでリリースされ、韓国のバトルフィールドFCを経て、今年の1月にインヴィクタと再契約し、2戦目で王座決定戦に挑むこととなった。

19勝4敗の歴戦の勇者はこれまでにジェシカ・ロースクラーク、レズリー・スミス、ロクサン・モダフェリ、薮下めぐみ、そしてミーシャ・テイトにも勝利しており、女子MMA界の戦う生き字引といえる。

対するドイツ人のリナーの戦績は7勝0敗、うち5試合が欧州でのファイトでインヴィクタではアレクサ・コナーズをTKOで破っているものの、ビッグネームとの対戦経験はない。年齢的には28歳のリターは、新鋭に入らないかもしれないが、女子MMAを引っ張ってきたカフマンと、女子MMAの伸長に後押しされたリターの対戦こそ、世代交代マッチと呼ぶに相応しいのではないだろうか。

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