【Invicta FC28】マークスの距離から、右を打ち込んだドゥディエヴァが一気にTKO勝ちに持ち込む
<ストロー級/5分3R>
ミラナ・ドゥディエヴァ(ロシア)
Def.2R3分57秒by TKO
クリスティーナ・マークス(米国)
もともと魅津希と対戦予定だったドゥディエヴァのローに、マークスはショートのワンツーを放っていく。上体を振って手を広げた構えのマークスにドゥディエヴァが右を当てる。ドゥディエヴァの左ローをキャッチし、弧の小さいパンチを見せるマークスが左ジャブを当てる。
どう見ても体重が左に乗り過ぎてバランスの悪いマークスだが、右が速く非常に変則的なスタンスで戦う。上体の動きと頭の動きが連動し、相手から視線すら離れることがあるマークスを逆にドゥディエヴァが攻めあぐねる印象を残した。
2R、ドゥディエヴァの前蹴りにワンツーを合わせたマークス。左ジャブで前に出るドゥディエヴァは、前足をローで削りたい。マークスは左ジャブでドゥディエヴァを突き離す。ドゥディエヴァはスピニングバックフィストに続き、フックを連続で放つが、マークスもすぐに打ち返す。ドゥディエヴァの右を被弾したマークスも踏み込んで右を狙うようになるが、互いにやや遠めの距離で拳の交換が目立つ。
そのなかで、力強く踏み込んだドゥディエヴァが右フックをヒットさせると、この一発で腰から崩れ落ちたマークスにパウンドのラッシュを掛け、TKO勝ちを決めた。