【ACB78】アハザエフがテイクダウン&打撃で、ヴィエイラを上回り判定勝ち
<ライト級/5分3R>
アサドゥーラ・アハザエフ(ロシア)
Def.
オベルダン・ヴィエイラ(ブラジル)
ヴィエイラの大きな振りの右フックに対し、素早い後ろ回し蹴りを見せたアハザエフ。ヴィエイラが組むと、小手を決めて投げマウントから下になりつつ三角絞めを狙う。ヴィエイラは頭を抜いてスタンドに戻ると、右ロングフックでアハザエフを下がらせダブルレッグでテイクダウンに成功する。
アハザエフの起き上がり際にギロチンを仕掛けたヴィエイラは、頭を抜いたアハザエフとフックの打ち合いで徐々に劣勢に。ダブルレッグを切られ、反則のヒザ蹴りに見えたレフェリーが流す。引き込むように下になったオリヴェイラからパスを狙いつつ、トップからRNCクラッチで絞めていったアハザエフ。サイドを取られたヴィエイラが右腕を差して立ち上がったところで初回が終わった。
2R、ヴィエイラが左ジャブを当て、右が交錯する。アハザエフのスピニングバックフィストは空振りとなり、ヴィエイラはここでもパンチで前に出てダブルレッグを決める。背中を預けて立ち上がったアハザエフは、胸を合わせて離れる。アハザエフが右を当て、直後にヴィエイラも右を当て返す。アハザエフが右アッパー、ヴィエイラも右フックをヒットさせる。
スピードが落ちた両者、手数も少なくなり、パンチを振るうと姿勢を乱す。終盤、ワンツーを連続で食らうヴィエイラだったが、右を打ち返すとアハザエフの動きが止まりかけた。
最終回、インターバル中に疲れ切った表情を浮かべていたアハザエフが後ろ回し蹴りを2度連続で見せ、パンチからまたも後ろ回し蹴りを繰り出す。ヴィエイラはパンチを見せ左ヒザ、ヒザ蹴りから組んだアハザエフがバックに回って後方に投げる。サイドからニーインベリーの態勢になったアハザエフは、ヴィエイラの顔面にパンチを連打する。
サイドに戻りヒジをボディに落とすアハザエフが、勢いのある左のパンチを顔面に打ち込む。ヴィエイラを潜らせず、パンチを落とし続けたアハザエフは最後にパスまで決め判定勝ちを手にした。