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【Bu et Sports de combat】 仁木柔道。失われつつある技を伝える─06─引き込みからの帯取り返し

Niki Judo【写真】講道館柔道、高専柔道、レスリング、合気道の要素が散りばめられた仁木柔道。引き込んでからの帯取り返しには、合気道に通じる箇所が見られた (C)MMAPLANET

高専柔道の技術を後世に伝え、在野の達人と言われる仁木征輝七段。投げ技にも長じ、レスリングで全日本選手権出場、合気道も学んだ仁木七段のエッセンスがつまった仁木柔術の真骨頂は、投げで崩して極める──「待て」に対応した技だ。


仁木七段の歴史に関しては、現在発売中のFight & Life誌Vol.63で掲載されているが、仁木七段が東京都立川市のネクサセンス柔術&MMAスクールで講習会を行った際に指導してくださった技術をここでは紹介させてもらう。

第6回は前回の投げを耐えた相手への寝技ではなく、引き込んでからの返しと抑え。そこには仁木先生が養神館で学んだ合気道の通じる動きが見られた。

■引き込みからの帯取り返し

引き込み、

引き込み、

左手で相手の後ろ帯を取る

左手で相手の後ろ帯を取る

そして後方へ返すプレッシャーを与え

そして後方へ返すプレッシャーを与え

相手が踏ん張ったところで

相手が踏ん張ったところで

左へ返し、

左へ返し、

帯取り返しが完成し、抑え込む

帯取り返しが完成し、抑え込む

■反対側から見た場合

引き込んで後ろ帯を左手で取り、右手はワキをすくわずに中袖を取っている

引き込んで後ろ帯を左手で取り、右手はワキをすくわずに中袖を取っている

この状態から左足で相手の内腿を

この状態から左足で相手の内腿を

跳ね上げて

跳ね上げて

 

左へ返す

左へ返す

 

中袖を持つことで、相手のかいなを返させヒジにプレッシャーをかけることになり、そのために肩を極めるような形になり、より返しやすくなる。これは合気道に通じる袖の取り方だ

中袖を持つことで、相手のかいなを返させヒジにプレッシャーをかけることになり、そのために肩を極めるような形になり、より返しやすくなる。これは合気道に通じる袖の取り方だ

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