【BFC12】アルバレスが3試合連続一本勝ちで初代王者に
【写真】ベラトールFCシーズン1、その主役となったのは、同ライト級初代王者に輝いた非UFC系きっての“カリスマ”エディ・アルバレスだ (C) BellatorFC
<ライト級決勝戦/5分5R>
エディ・アルバレス(米国)
Def.2R38秒/リアネイキドチョーク
トビー・イマダ(米国)
18日(金・現地時間)、フロリダ州ハリウッドのハードロック・ライブで開催された「ベラトール12」。シーズン1最終週はベラトールが制定した4階級のうち、最後の2階級でトーナメントの決勝戦が行われ、エディ・アルバレスがベラトール世界ライト級王者に就いた。
トーナメント2試合で一本勝ちを収めた本命アルバレスと、マスヴィダルを準決勝で破ったイマダの顔合わせとなったベラトール世界ライト級王座決定戦。
徐々に距離を詰めるアルバレスにヒザ蹴りを見舞うイマダは、アルバレスの突進を首相撲でいなす。構わず距離を詰めたアルバレスは大振りのフックから組みついていくが、イマダは一瞬、柔道流の投げの動作を見せ、そのまま首相撲からヒザを連打で放つ。
ボディブローで反撃するアルバレス、イマダの投げで両者がもつれるもすぐに立ち上がり、パンチの打ち合いに。再び組みついたアルバレスは、ケージにイマダを詰め、ヒザ蹴りとボディを放ち、地味な展開ながらも動き続ける。
両脇を差したアルバレスだったが、イマダは腰投げできれいに投げ捨てる。すぐに立ち上がったアルバレスに右ストレートをヒットさせ、左ハイから右ミドルとイマダに勢いが出てくる。
アルバレスはケージにイマダを再び追い込み、左フックを放つが空振りとなり、持ち前の爆発力は見られない。だが、1R残り1分を切り、ようやくパンチに勢いがでてきたアルバレスのボディで、イマダの動きが一瞬止まる。さらに飛び込みざまに左フックをヒットさせたアルバレスだったが、組み付き際にバックを奪われてしまった。ここで1R終了のゴングがなり、イマダがやや優勢の1Rが終わった。
2R開始早々、ボディへヒザ蹴りを狙ったイマダの顔面を右ストレートが打ちぬく。腰からマットに崩れた落ちたイマダ。パウンドを落としながら、マウントを奪ったアルバレスはさらに力のこもったパウンドを落としていく。
マウントを逃れ、暴れるイマダだが、アルバレスはここで冷静にバックを奪うと、リアネイキドチョークへ。世界のライト級を代表するハードパンチャーのアルバレスが、3試合連続一本勝ちで初代ベラトール世界ライト級王者に輝いた。
「次? 1年半ずっとトレーニングと試合を繰り返してきた。お願いだから、休息が欲しいよ」と、チャンピオンは1万7500ドルの小切手を手に語った。