【Bellator170】10-8がつきやすいユニファイド新規定の影響? ケイシー×ベリーはドローに
<ミドル級/5分3R>
ケビン・ケイシー(米国)
Def.1-0:29-27.28-28.28-28
キース・ベリー(米国)
ベラトール初戦のケイシーがまず左を入れる。ベリーの右ハイにも左を返して組んだケイシーはヒザにボディを突き上げて離れる。直後に右をヒットさせダウンを奪ったケイシー。ガードを取るベリーに、左から右のパンチを連打する。さらにケイシーは左エルボーを落とし、ベリーの額をカットさせ狙いすましたように右パウンドを落とす。
殴られながら立ち上がったベリーが右ミドル。しかし、ケイシーは体をいったん沈めて飛び込むように右フックを当てて再びダウンを奪う。パウンドからマウントを取ったケイシーは足を戻されてもパンチとヒジを続け、体を起こして勢いのある右を落とす。左エルボー、左右のパンチ、左のエルボー&パンチで攻め続けたケイシーは、最後にベリーを立たせたが初回を圧倒した。
2R、サウスポーの構えから勢いのある右を見せるケイシーに対し、ベリーは右の蹴りを繰り出す。ミドル、ローを入れるベリーにケイシーが右ジャブ。ベリーは右ボディストレートを当てる。スタミナに不安が残るケイシーは、ベリーの前進にダブルレッグを合わせてテイクダウンをパーフェクトタイミングで決める。
時折り勢いのあるエルボーを落としたケイシーだが、手数が少なく残り1分でレフェリーがブレイクを命じる。スタンドで試合が再開されるや、ベリーが右を当ててラッシュを掛ける。しかし、ここで離れたケイシーとの距離をベリーも詰めることができず2Rは終わった。
最終回、勢いよく前に出て右を振るうベリー。ケイシーは左ローを入れ、間合いをキープする。ベリーの前進にダブルレッグもテイクダウンを取れなかったケイシーは、ショートのワンツーを被弾する。同じリズムでパンチを入れるベリーに対し、ケイシーは動きの遅いテイクダウン狙いを切られる。初回にKO直前まで追い込まれながら、完全に動きが落ちたケイシーに対し、勢いを取り戻したベリー。ダブルを切ったベリーが右を当てる。
ケイシーは右を受けて頭が揺れる場面も。懸命に距離を保つケイシーにベリーも距離を強引に詰めることなく試合終了。1Rが10-8となったが、2Rのテイクダウンとトップコントロールがどのように評価されるか。
ユニファイド新規定により10-8がつきやすいこと、2Rをベリーのラウンドとしたジャッジが2人おり結果はマジョリティドローとなった。