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【Invicta FC20】前アトム級王者チブリシオ、スークポヴァの反撃を許すも逃げ切る

<女子アトム級/5分3R>
エリカ・チブリシオ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
シモナ・スークポヴァ(チェコ)

前アトム級王者チブリシオと、英国在住のチェコ人ファイター=スークポヴァの対戦。チブリシオが左ロー、ジャブから右フックで前へ。スークポヴァが右ストレートを2発入れるも、チブリシオはプッシャーを強めパンチから右ローを蹴り込んでいく。左アッパーで前に出たチブリシオに、スークポヴァも右ストレートをヒットさせる。打って打たれてという展開からダブルレッグを決めたチブリシオがワキ差しパスを狙う。クローズドに戻したスークポヴァが頭を押さえて、左腕を抱える。

立ち上がったチブリシオは重いパンチを連打する。右目尻の周囲が腫れあがってきたスークポヴァに右のパンチを続けるチブリシオは、左エルボー。離れたところでスークポヴァが立ち上がると試合は打撃の間合いへ。大きな動きはなく初回はチブルシオのラウンドとなった。

2R、チブリシオの右ローに右ストレートを合わせていくスークポヴァ。チブルシオは打っては離れるというステップを踏むようになるが、打った後に頭が同じ位置にあるためパンチを被弾するシーンも少なくない。左ミドル、右ストレートと手数を緩めないチブルシオ、スークポヴァも常に打ち返し──中間距離のK-1 MMAのような攻防に。力強いパンチはチブリシオ、スークポヴァも右をしっかりと打ち抜く。残り15秒でチブルシオのテイクダウンをスプロールしたスークポヴァが左フックを入れたが、印象点では及ばなかったか。

最終回、スークポヴァの左ジャブに右を返すチブルシオ。1分を過ぎた頃からスークポヴァが3発、右ストレートをタイミングよくヒットさせる。詰めてクリンチからヒザ蹴りをボディにスークポヴァが見舞っていく。両ワキを差されながらチブルシオもヒザを蹴り返す。スークポヴァは右エルボーも、両差しのチブルシオが組みで攻勢か。

ヒザ蹴りを2発入れられ離れたチブルシオに対し、スークポヴァが右ストレートに続きワンツーを伸ばす。同じリズムで打ち合うなかで、スークポヴァの左ストレートを被弾したチブルシオの動きが止る。組みの展開に持ち込んだチブリシオは、最後の10秒でシングルレッグからスクランブルのなかで下を選択したスークポヴァが三角絞めの形に入るも、タイムアップに。最後のラウンドを取り返したスークポヴァだったが反撃及ばず、0-3の判定負けとなった。


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