【GLORY13】日本引退のボンヤスキー、反撃及ばず……
<ヘビー級/3分3R>
アンダソン・シウバ(ブラジル)
Def.3-0:29-28, 29-28, 29-28
レミー・ボンヤスキー(オランダ)
左ボディアッパーを素早く放つシウバの立ち上がり。ボンヤスキーは飛び上がる様な独特のスタンスで右ローを返す。ダブルの左ジャブ、ロー、フックと左主体で前に出るシウバが、右ッパーを突き上げる。ボンヤスキーは右ミドルから、右ストレート、右ローと右側からの攻撃が多い。終盤、リング中央で左右の攻撃を交えた両者、ほぼの差のない初回だったが、シウバの手数の多さを攻勢と認められるか。
2R、シウバのショートの連打に対し、右ミドルで反撃に出るボンヤスキー。左フックから右アッパーを受けて下がったボンヤスキーはスタミナに難があるか、同じパターンの攻撃を受けるシーンが目立つ。ボンヤスキーは左右のハイからガードを固め、シウバにパンチを打たしてから反撃に出る。終盤、盛り返したボンヤスキー、このラウンドも判断が難しい3分となった。
最終回、ワンツーからローとダッチ・コンビネーションを繰り出すボンヤスキー。両者の右が交錯し、下がったのはシウバだ。ガードを固め、シウバの前進に合せて攻撃を仕掛けることで、ボンヤスキーが攻勢に出る。右ロー、右ヒザを受けて下がるシウバ。パンチの打ち合いのなかで、シウバの左フックで一瞬、ボンヤスキーの動きが止る。シウバの前進にヒザを合せるボンヤスキー、右ハイをブロックしたシウバだが、手数で劣る。動きが軽快になってきたボンヤスキーは、首相撲からヒザを突き上げて試合を締めた。しかし、レフェリーが手を挙げたのはシウバ。最終回の追い上げもボンヤスキーは、逆転勝ちには至らなかった。