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【UFN33】コヘイア判定勝ち。ジュリーは踏み込み足りず

2013.12.07

<女子バンタム級/5分3R>
ベチ・コヘイア(ブラジル)
Def.2-1: 29-28, 28-29, 29-28
ジュリー・ケッジー(米国)

様子見の打撃戦のなか、ジュリーの右フックにベチも右を大きく振り回す。ベチの前進に左ロー、そして左ミドルを放っていくジュリー。その左をヒットさせたベチ。試合はスローな展開となり、ジャブや軽い蹴りが交換される。残り半分を切り、距離を詰めたベチだが、ジュリーが距離を取り直す。ボディから左フックを打ち込んだベチが、さらに左を打ち込んでいく。ジュリーの後回し蹴りは空振りに、ベチが再び組みつくもヒザを顔面に受けそうになる。距離を取り直した両者、ベチのパンチが試合をリードする。残り30秒でハイキックを空振りし、尻餅をついたベチだが、最後の最後にダブルレッグで尻餅をつかせラウンドを締めた。

2R、ジュリーの左ハイ後に左フックをヒットさせたベチ。ジュリーの右ストレート、右ハイも少し距離が遠い。ベチの右ローに右ストレートを合せたジュリーだが、右ボディから右ストレートを顔面に被弾する。ベチは前進を前蹴りで止められるが、すぐに立ち上がって距離を潰してクリンチへ。離れ際に右を放ったジュリー、スピニングバックキックを放つもやはり距離は合っていない。一歩、いや半歩踏み込みが足りないジュリーは、左&右フックを受け、最後の30秒でケージに押し込まれ、そのまま2Rが終了した。

最終回、ベチの右フックがヒット。下がり気味のジュリーに引き続き左を打ち込んだベチが、ジュリーの蹴りを落ち着いてさばいていく。とにかくジュリーの攻撃は遠い。パンチも届かない位置で打っている印象が強い。左を打ち込んだベチは、さらに左から右とコンビネーションで前に出る。残り3分の時点で、ジュリーの右ミドルをキャッチしたベチがテイクダウンを奪う。ケージ際に押し込み、バックを狙う。胸を合せながら立ち上がったジュリーが素早いスピニングバックキックを見せるも、効果はない。左右のパンチからヒザと前に出たジュリーだが、直後にベチは左から右を見せパンチでラッシュ。ジュリーは踏み込めないままタイムアップを迎えた。なぜかジュリーに一票を投じるジャッジがいたが、試合はベチが判定勝ちを収めた。

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