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【UFC101】フィラデルフィアでアンデウソン×フォレスト

(C) ZUFFA8月8日(土・現地時間)、全米第五の都市ペンシルベニア州フィラデルフィアのワコビア・センターで、UFC101が開催され、このたびラインナップが公式発表となった。

【写真】盤石の強さを誇りながらも、ここ2度の防衛戦の内容が芳しくないアンデウソン・シウバ。その商品価値をライトヘビー級への挑戦であげたいというのがズッファの思惑か?(C) ZUFFA

今回、正式発表されたカードは8試合で、PPVカードにも5Rの世界戦がなく4試合というもの。以前から噂されているUFC世界ライト級選手権試合BJ・ペン×ケニー・フロリアン戦が、このカードに加わるのか続報を待ちたいところだ。

現在発表されたなかでメイン級のマッチアップは、ミドル級世界王者アンデウソンの1年ぶりのライトヘビー級挑戦。しかも、対戦相手は前世界王者で7ヵ月ぶりのオクタゴン復帰戦となるフォレスト・グリフィンが相手だ。


昨年7月に行われたライトヘビー級戦では、ジェイムス・アーヴィンを相手に61秒で勝利を収めているが、フォレスト相手とアーヴィンでは格が違う。

絶妙な距離の取り方と、精度の高いパンチ+ローキックは、アンデウソンといえども苦戦は必至と考えられる。また、あまりにも強すぎるミドル級王者の商品価値を上げるには、完勝ではなく苦戦が必要と、ズッファがそろばんをはじいた結果の階級を超えたスーパーファイトの実現といえる。

また、NY進出を公言しているズッファにとって、1年前はまだMMA開催が認められなかった東部の大都市フィラデルフィアでイベントを開くことは非常に意味がある。

フィラデルフィア在住の有力ファイターといえば、エディ・アルバレス、そしてブラジリアンのウィルソン・ヘイスらの名前が挙がるが、両者ともベラトールFCと契約しており、シーズン1終了後、アルバレスが大逆転のUFC転向を果たす可能性はゼロとはいえないが、その可能性は限りなく低い。

MMA処女地といっても良いフィラデルフィア大会は、このためペンシルバニア州出身のマット・リデルや、お隣のニュージャージー州からカート・ペリグリーノ&ヒカルド・アルメイダ、NYはブルックリン出身のアミール・サダローなど、東部に馴染みのあるファイターが集結するのも特徴の一つだ。

これまでコネチカット州のモヒガンサン・アリーナや、アトランティックシティ、あるいはNYと目と鼻の先にあるニューアークで大会を開催してきたズッファだが、東部の大会は実に1年9ヶ月振りのイベントとなる。NY進出と東部大都市圏の拠点創りのためにも、もう一つ、ビッグマッチの追加発表が待たれる。

■UFC101対戦予定カード

<ライトヘビー級/5分3R>
アンデウソン・シウバ(ブラジル)
フォレスト・グリフィン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アミール・サダロー(米国)
ジョニー・ヘンドリックス(米国)

<ミドル級/5分3R>
ヒカルド・アルメイダ(米国)
ケンドール・グローブ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジョシュ・ニアー(米国)
カート・ペルグリーノ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
タムダン・マックローリー(米国)
ジョン・ハワード(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マット・リデル(米国)
ダン・クリーマー(米国)

<ライト級/5分3R>
ジョージ・ソティロパロス(豪州)
ロブ・エマーソン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ダニーロ・ビルフォート(ブラジル)
ジェシー・レノックス(米国)

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