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【RFA11】ハオーニ・バルセロス、元UFCファイターを完封

2013.11.23

<フェザー級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
Def.3-0:30-27, 30-27, 30-27
テイラー・トナー(米国)

父ラエルテとともにRFA初戦に臨むバルセロス。対戦相手のトナーはROFからWEC、そしてUFCを経験してきたファイターだ。まずは右ローを見せたバルセロス。さらにワンツーを入れていく。頭を振ってフェイントを織り交ぜるバルセロスが、重いローキックからダブルレッグダイブでテイクダウンを奪うと、そのままサイドマウントへ。バルセロスは右エルボーを落とし、鉄槌とパンチにつなげる。トナーに足を戻させず、パンチを引き続き落とすバルセロス。

バルセロスはトナーが腰を押して立ち上がろうとしたところでバックを取ったが、後頭部を殴り、スタンドに戻される。再開後、アッパーからニータップでテイクダウンに成功したバルセロスが、またも即パスからアームロックを狙う。足を利かせて防いだトナーだが、左エルボーを連続で顔面に被弾し、マウントを奪われる。すぐに足を戻したトナー、蹴り上げを空振りしクローズドを取る。残り1分、上体を起こして右のパンチを落したバルセロスが足を払って、3度目のパス。サイドから右エルボーを落し、圧倒した初回を戦い終える。

2R、バルセロスは左ジャブを伸ばし、右ローへ。さらに右ストレートを打ち込んでから、ダブルレッグダイブ。流れるような動きでテイクダウンを奪い、ここでも即サイドへ。暴れるトナーだが、キムラロックを取られ頭を跨がれてしまう。サイドに戻ったバルセロスは、立ち上がったトナーのバックを取り、正面に回ってテイクダウンへ。残り2分、ここでもパスをしたバルセロスは上四方からワキをすくっていく。足を戻したトナーだが、立ち上がろうとしてバックを許す。そのまま前方にトナーを崩したバルセロスは、サイドからエルボーを顔面に落す。最後にバルセロスはマウントを奪い、2Rをまとめた。

最終回、トナーは右ハイキックを放つもブロックを突き破ることはできない。それでも前に出るしかないトナーは左ジャブを伸ばしたが、逆に左ジャブから右ローを受ける。ワンツーをブロックされたトナー、左を受けて動きがやや止る。トナーのヒザ蹴りに飛びこむようにテイクダウンを合せたバルセロスは、ブレイク後に左フックでダウンを奪う。そのままパンチを落したバルセロスはハーフで呼吸を整える。

残り1分40秒、鉄槌を落され頭が揺れるトナーに対し、バルセロスはマウントへ。足を一本入れたトナーだが、ここでも鉄槌を打ち込まれる。かなり呼吸が荒くなっているバルセロスは、パスからサイドを取りエルボーを落す。マウントからパンチをまとめるバルセロス、足を戻してディフェンスに徹しきるトナーが、最後にラバーガードを狙ったが効果はなく、試合はこのままタイムアップへ。一本、KO勝ちこそ逃したが、そのポテンシャルの高さを見せたバルセロスが、文句なしの判定勝ちを手にした。

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