【ADW】引き込みファイターのマルシャン、ムプンブの打撃に圧倒され左手首の負傷でTKO負け
<Road to ADW ミドル級トーナメント準決勝/5分3R>
クリスチャン・ムプンブ(フランス)
Def2R2分12秒by TKO
セバスチャン・ホウト・マルシャン(フランス)
左ジャブを伸ばすムプンブに対し、マルシャンは左右のローを蹴っていく。パンチが伸びてくると、頭を下げる危うさを見せるマルシャン。ムプンブは余裕を持って構えていると、マルシャンはテイクダウン狙いかガードを取る。足に絡みつくマルシャンに付き合わないムプンブは、スタンドに戻る。直後に右腕を差してテイクダウンに成功したマルシャンがパウンド、ムプンブが起き上がり際にギロチンからネッククランクへ。再びギロチンの形を取り、引き込んだマルシャン。ムプンブは頭を抜いて鉄槌を落とす。
マルシャンの腕十字を潰し、ハーフで抑えるムプンブが立ち上がる。右ミドルをキャッチされ、転がされるとロープの外まで出て行ったマルシャン。レフェリーが注意も与えず、試合はスタンドで再開される。と、ムプンブの右フックを受けたマルシャンがダウン。パウンドの追い打ちを掛けるムプンブは、左腕を取られるとスタンドに戻る。右アッパーにガードを取り直したマルシャンは、今時珍しいガードファイターだった。
2R、ムプンブの右ストレートに背中を見せるように距離を取り直すマルシャン。シングルレッグを潰され、引き込むがパウンドを連打される。ムプンブがここでも立ち上がり、左ジャブをヒット。右ロングフック、左フックを受けたマルシャンは続く右アッパーでダウン。ガードを取り、ムプンブの鉄槌には腕を取りに行く。
ムプンブがここでも立ち上がり、スタンドでマルシャンを待ち受ける。起き上がったものの左手首を抑えたマルシャンが、試合続行不可能を訴え勝負は決した。