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【UFN31】デイヴィスが右ローでカムーシェ削り、判定勝ち

2013.11.07

<女子バンタム級/5分3R>
アレクシス・デイヴィス(カナダ/6位)
Def.3-0: 30-27, 30-27, 29-28
リズ・カモーシェ(米国/4位)

開始直後に拳を交錯させた両者。サウスポーのカモーシェは右ミドルを放つが、デイヴィスはその足をキャッチしていく。カモーシェは踏み込んで右を放ち、その右を止めようとするデイヴィスに勢いのある右ローを蹴り込む。デイヴィスの左ジャブはややスピード不足にも見える。カモーシェは右ローを再び蹴っていくと、デイヴィスも右ローを返す。前に出るデイヴィスとの距離を作るカモーシェだが、右ローで体が流れる場面も。

右ストレートで前に出たデイヴィス、カモーシェは右ローで削られてきたか。回るのでなく下がる動きが増えてきたカモーシェ、デイヴィスがワンツーで距離を詰めてローを蹴り込む。2R、カモーシェの右ローに右ストレートを合わせるデイヴィス。カモーシェは左ローを蹴って、距離を取る。左へ回るカモーシャを追いかけ、右ローを入れたデイヴィスが右ストレートにつなげる。ローから距離を詰めるデイヴィスに、カモーシェは右を思い切り打ち込む。怯まないデイヴィスは前に出て打撃戦へ。カモーシェが組みつくと、首相撲からヒザをボディに突き上げる。

左目尻から大量の流血が見られるデイヴィス、右ストレートで切れたのか……。それでも前に出るデイヴィスは、カモーシャが素早い右を放っても、必ず前に出て手を出す。ローも忘れず蹴り込み、カモーシェのバランスを崩すデイヴィスが、そこからパンチをコンビネーションで打ち込む。さらに蹴り足を掴んだデイヴィスはテイクダウンを奪い、サイドから抑え込む。ケージを蹴るカモーシェだが、サイドから枕で固められ、さらにヒザを頭に押し付けられる。パウンドを受けたカモーシェはファイアーキャリーでトップを取り返すも、効果的な反撃はできず2Rが終了した。

最終回、意表を突くように組んでケージにカモーシェを押し込むデイヴィス。カモーシェは体を入れ替え、ヒザをボディに見舞っていく。再度、デイヴィスが態勢を変えるも、ここでレフェリーがブレイクを命じる。オクタゴン中央に戻ると、デイヴィスは引き続きローから前に出る。組んできたデイヴィスの傷口に細かいパンチを入れるカモーシェだが、時間は2分を切り明確な反撃が欲しいところだ。

デイヴィスは左ジャブから右ロー、さらに左ストレートと攻勢を維持する。右のパンチに頼り切った感のあるカモーシェ、前足を蹴られ続け前に出ることができないままタイムアップに。3-0の判定勝ちを収めたデイヴィスはUFC2勝0敗、敗れたカモーシェは1勝2敗となり、ランキングの変動は確実となった。

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