【Bellator104】打ち疲れグラハム、プリンドルに判定勝ち
<ヘビー級/5分3R>
ピーター・グラハム(豪州)
Def.3-0:30-27,30-27,30-26
エリック・ブリンドル(米国)
元K-1ファイターのグラハムと、米軍ボクシング王者5度のブリンドル。パンチで前に出るプリンドルに対し、グラハムは右ローから左ロー、さらに右ローを蹴り込む。ワンツーから組みついたプリンドル、ボディを入れて距離を取ったグラハムが、左から右とローを続ける。右ストレートを伸ばすプリンドル、早くもやや息が荒くなりガードが下がり、フックが多くなってくる。
右ローを続けるグラハムは、左フックを受けそうになるが、左ローへ。プリンドルは左ボディフックを入れるも、度重なるローを左右から左足に受け、動きが止る。右の連打受け、グラウンドに沈んだプリンドルに、パウンドの連打を見舞うグラハム。勢いのある右のパウンドからエルボーをゴツゴツと落していく。右前頭部をカットし流血に見舞われたプリンドルが立ち上がるも、ローを3発受けながら、何とか1R終了を迎えた。
2R、右ストレート、首相撲からヒザを狙うプリンドル。右を伸ばして組みつくも、体を入れ替えたグラハムが、エルボーをヒットさせると動きが止る。右の連打を受け、倒れそうになりながら踏みとどまって右を返すプリンドル。グラハムは打ち疲れから、手が止る。左右のローに勢いがなくなったグラハム、それでもダーティボクシングからアッパーを入れ、右エルボーを打ち込む。立ち続けるプリンドルにグラハムはテイクダウンを狙うが、勢いはない。
残り90秒、ケージ中央でハイタッチをした両者。グラハムも完全にスピードがなくなるが、右フックを2発打ち込む。左を返すプリンドルが、ダブルレッグへ。ケージを背にして耐えたグラハムは距離を取ると、右ロー2発から右フック。プリンドルのスピニングバックフィストが空振りとなったところで、両者フラフラの2Rが終わった。
最終回、動きが重いのはグラハムの方か。プリンドルは前に出て左ハイを狙うも空振りに。手が出ないグラハム、力の無い左右のローを見せると、プリンドルが組みついてケージに押し込む。距離を取った両者、プリンドルの左ジャブを受けたグラハムが、右を返す。ローにやや勢いが戻ったグラハム、左を被弾した直後に思い切り右をヒットする。プリンドルは口を開いて、肩で息をしている。左フックで前に出たプリンドルだが、攻撃は単発だ。とグラハムが左ジャブを連続で放ち、右ストレートから左ハイキックへ。後ろ回し蹴りまで見せたグラハムは、終了の合図と同時に右前蹴りでダウンを奪った。結果は大差の判定勝ちに。グラハムが疲労困憊のベラトール初勝利を挙げた。