【UFN28】右ストレート一閃、バガウティノフがTKO勝利
<フライ級/5分3R>
アリ・バガウティノフ(ロシア)
Def.3R3分28秒 by TKO
マルコ・ヴィニシウス(ブラジル)
ケージ際に下がって右へ回るヴィニシウス。バガウティノフは、その正面に立つが手は出さない。ヴィニシウスの前蹴りを機会に、バガウティノフが左右のフックで距離を詰めケージに押し込んでいく。片足をキャッチし、パンチを入れたバガウティノフ。連打を受けてヴィニシウスがマットに崩れてガードを取る。パウンドを続けるバガウティノフは、ヴィニシウスが起き上がってくるとギロチンへ。足が掛かっておらず、サイドを取ったヴィニシウスは立ち上がってバガウティノフのバックに回り込む。
ヒザを畳んでいるバガウティノフに対し、両足をフックしたヴィニシウスがRNCを狙うも、背中がなかなか伸びない。バガウティノフは腰を引いて立ち上がろうとするも、ヴィニシウスが潰していく。それでも立ち上がり際にヴィニシウスを落したバガウティノフだが、最後は起き上がったヴィニシウスにテイクダウンを奪われたところで初回が終了した。
2R、ヴィニシウスの前蹴りを掴んで、ミドルを入れたバガウティノフ。初回の序盤同様、様子見の展開が続くと、まずはバガウティノフが距離を詰めてパンチを狙う。距離を取ったヴィニシウスだが、パンチを2発受け、組まれるとテイクダウンされる。立ち上がったヴィニシウスだったが、ボディにまたもテイクダウンを合わされガードへ。バガウティノフは腰の後ろで手をクラッチしていたが、オモ狙いのヴィニシスがこれを切る。
起き上がったバガウティノフ、ヴィニシウスも立ち上がり試合はスタンドへ。右ストレートから左を放つバガウティノフが、打撃戦は優位に試合を進める。ステップを踏むようになったバガウティノフの豪快なフックは空振りとなり、ヴィニシウスのローが決まる。残り10秒を切りバガウティノフがダブルレッグを決め、2Rが終わった。最終回、頭を振ってフェイントをかけるバガウティノフは、いきなり左フックを振るうが、これはヴィニシウスが距離を取る。
ポイントをリードされている可能性が高いヴィニシウスは、自ら動いて試合を動かしたいが、受けの展開が続き、時間だけが過ぎていく。と、バガウティノフが距離を詰めてシングルへ。ヴィニシウスのギロチンは首を抜替え、ケンケンディフェンスの間にさらに時間は進み、3Rも半分が過ぎる。と、ここでブレイクが掛かると、バガウティノフが遠い距離から踏み込んで右ストレート一閃。後方にストンと倒れたヴィニシウスにパウンドの連打を入れると、足も効かなくなりパンチを顔面に被弾するようになったところでレフェリーが試合を止めた。