【UFN196】ザッツ・エルキンス・スタイル、グライディングで削りまくりスケリーに勝利
<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国/11位)
Def.3-0:30-26.30-27.29-27
チャス・スケリー(米国)
互いに左ジャブを伸ばす両者、スケリーの右ボディがエルキンスを捉え、フックの連打が襲う。エルキンスは組んでケージに押し込むが、テイクダウンに持ち込めない。離れてパンチを交換すると、右を受けたエルキンスの動きが止まるが直後にテイクダウンに持ち込む。スケリーはヒールフック、体を捩じり立ち上がったエルキンスにスケリーは足を組み替えて外掛けから内掛けでヒールを続ける。
最終的に足を引き抜いたエルキンスに続き、スケリーはスタンドに戻る。エルキンスは左フックを2発入れ、ダーティボクシングでアッパーを打ち込む。組み合いのなかでスケリーがヒザをボディに突き上げる。続く打ち合いはエルキンスが右フックをヒットさせてリード。ケージに押し込んだ状態で右エルボーを打ち込んだエルキンスが流れを変えた。
2R、荒いパンチの交換からエルキンスはボディロック、肩口にスケリーを担いでテイクダウンを奪う。ハーフからバックを狙うスケリーだったが、エルキンスは胸を合わせてパウンドを落としていく。スケリーはさらにヒザ十字を狙うも、エルキンスが足を伸ばしてトップをキープすると鉄槌。スケリーの立ち上がり際にヒザとパンチを入れていく。エルキンスは得意のグライディングに持ち込むと、後方からヒザを顔面に入れる。
しっかりとトップを奪い切ったエルキンスはヒジをボディ、パンチを顔面に落とす。勢いのあるパンチを被弾して体を丸めそうになったスケリーは、懸命に体を伸ばすが、そこで鉄槌を顔面に撃ち落される。肩固め狙いこそ防いだスケリーだったが、そのままパンチ&エルボーを顔面に被弾。エルキンスが完全に2Rを取った。
3R、パンチから左ミドルを決めたエルキンスはバックに回りこむ。スケリーはスイッチを仕掛けていくが、エルキンスは察知して胸を合わせてテイクダウン。心身ともに削られたように見えたスケリーは、バックを許してRNCを狙われる。ここを後方回転で抜けてスクランブルに持ち込んだスケリーだったが、右のパンチを受けヒザが一瞬落ちる。右ミドル、右ストレート、組んでテイクダウンといよいよ勢いづくエルキンスはバックマウントからRNCへ。
懸命に立ち上がったスケリーが胸を合わせて体を入れ替える。ダブル→シングルを潰したエルキンスはがぶって離れる。残り10秒となり右を打ち込んだエルキンスが、らしいファイトでスケリーを押し切り――ジャッジの裁定が揃わないのが気になる――見事な判定勝ちを手にした。