【PXC38】富松はカーランのTD防御&リーチに苦しみ判定負け
【写真】打撃でも決して打ち負けていなかったが、テイクダウンを切られ続けスタミナをロスしてしまったか(C)MMAPLANET
<女子ストロー級/5分3R>
ケイリン・カーラン(ハワイ/米国)
Def.3-0
富松恵美(日本)
すぐに組みの攻防になり、富松がテイクダウンを仕掛ける。ケージを背負うカーランにヒザ蹴りを突き上げ、離れ際にパンチを狙う。距離が開くとカーランは右ハイキックからワンツー。富松がタックルで組みつき、離れ際にパンチを狙い、カーランもバックスピンキックを放つ。再び組の攻防となるが、どちらもテイクダウンを奪えない。打撃の攻防になると、カーランがワンツーを当てる。富松もカーランをケージに押し込んでヒザ蹴りを出すが、カーランが投げで富松をテイクダウン。バックを取ろうとすると、富松は振り落とすようにして立ち上がる。
2R、パンチで前に出る富松。カーランは前蹴りで距離を取るが、富松が右のパンチから飛び込んで組みつく。ケージ際で首相撲のような攻防になると富松がパンチ、カーランは前蹴りで距離を取る。右ストレートから左フックの富松。カーランはワンツーを当てて、富松をケージまで下がらせる。組みつく富松だったが、逆にカーランが富松をケージに押し込む。距離をとったカーランは左フック、富松も右ストレートを当ててタックルで組みつく。お互いにケージに押し込み合う展開が続くが、どちらもテイクダウンはない。スタンドではカーランがジャブと前蹴り、富松が右ストレートを当てる。終盤、富松がケージに押し込み、お互いにパンチを打ち合ったところでラウンド終了となった。
3R、カーランは左フックと右ロー、組みつく富松に首投げを狙う。ケージ際での組みの攻防が続き、カーランがダブルレッグでテイクダウンを狙う素振りを見せるが、そこまでこだわらない。離れるとカーランがリーチ差を活かしてジャブからワンツー、富松も右ストレートを返すがクリーンヒットはない。やや疲れの見えるカーランをパンチ&クリンチで攻める富松。カーランの蹴りに右を合わせて打ち合ったが、大きなダメージを与えるようなパンチはない。カーランのTDディフェンス&リーチに苦しめられた富松が判定で敗れた。