【PXC38】シングル切られ続けた松本、3Rで無念のKO負け
【写真】シングルを切られ続け、スタミナをロスした松本。カマチョは最終回にスイッチでトップを取り、パウンド。スタンドに戻って左ストレートで仕留めた(C)MMAPLANET
<ライト級/5分3R>
フランク・カマチョ(北マリアナ諸島/米国)
Def.3R1分34秒 by KO
松本光史(日本)
パンチのプレッシャーをかけていくカマチョ。松本は左フックを空振りさせてタックルに入り、ケージに押し込む。シングルレッグでテイクダウンを試みた松本だが、カマチョは倒れない。ならばとダブルレッグに切り返すが、ここでもカマチョは倒れない。パンチで前に出るカマチョに組みつく松本。テイクダウンディフェンスが固いカマチョは距離が開くと左フック。松本のタックルを切って、逆にケージまで押し込むと離れ際に左右のフックを打つ。さらに左フックから右ストレートで飛び込むカマチョ。必死にシングルレッグからテイクダウンを狙う松本だったが、カマチョはケージを背にしてそれを切る。
2R、松本が距離を取りつつ、ジャブを突きながらタックル。切ったカマチョは松本をケージへと押し込む。打撃の攻防になるとカマチョがパンチで前に出て、松本のシングルレッグはしっかりと切る。しつこくシングルレッグに入る松本だったが、ケージを背にしたカマチョがスイッチを狙い、逆に松本をケージに押し込んでパンチとヒザ蹴りを打つ。続く松本のタックルを切ったカマチョはジャブ&ロー、腕を伸ばして組みつこうとする松本。カマチョがそこに右アッパーとフックを打ち込むと、松本はカマチョの片足にしがみついたまま亀の状態になる。カマチョは亀の松本にパンチを落とす。
ここまで一度もテイクダウンに成功できていない松本。3R、カマチョのジャブを顔面に被弾し、タックルに入るが間合いが遠い。逆にカマチョは強烈な左ボディからパンチをまとめると、松本が崩れ落ちる。すぐにシングルレッグで組みつく松本だったが、カマチョはスイッチでポジションを返しながらパンチを連打。松本が引き込むようにガードポジションを取る。ここでカマチョは松本を立たせるように距離を取ると右ロー、そしてジャブを当ててからワンツー。この右ストレートが松本の顔面を射抜き、松本がKO負けを喫した。