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【UFC163】息吹き返したリネケル、ジョゼ・マリアは心折れ

2013.08.04

<フライ級/5分3R>
ジョン・リネケル(ブラジル/7位)
Def.2R1分03秒 by TKO
ジョゼ・マリア(ブラジル)

スイッチを繰り返すジョゼ・マリア。同時に左右にステップを踏むが、リネケルの右ストレートを受けてバランスを崩す。ジョゼ・マリアのローは急所に当たるも、すぐに試合は再開。ケージ際を左右に動くマリアだが、リネケルは落ちついてローに右を合わせる。引き込むように倒れたマリア、付き合わないリネケル。ジョゼ・マリアの真っ直ぐ突っ込んで来るダブルレッグを簡単にスプロールしたリネケルが、プレッシャーを掛けるもスピニングバックフィストを受け、動きが止る。

飛びヒザから、右フックを打ち込み、リネケルを追い込むジョゼ・マリアは、リネケルのテイクダウン狙いにギロチンを合わせるも、自ら距離をとってテイクダウンへ。スクランブルの攻防の末、バックを取ったのはリネケル。ジョゼ・マリアは投げを潰されてなお、胸を合わせてケージにリネケルを押し込んでいく。ここでマリアのボディへのヒザ蹴りで、レフェリーが急所と勘違いして試合をストップしてしまう。

再開後、リネケルの大振りのフックを嫌がり低い姿勢で組みついたジョゼ・マリアだが、距離を取り直す。残り30秒、ダメージから回復したリネケルが、再びプレッシャーを掛け左右のフックからワキをすくってテイクダウンを奪ったところで初回が終了した。

2R、再び左右にステップを踏むジョゼ・マリアは、テイクダウン狙いを切られ、引き込みからの足関節狙いも逃げられる。左ボディを脇腹に受けたジョゼ・マリアは、後方に倒れ込みパウンドを受けると、そのまま体を丸めてパンチを被弾し続ける。スタンドのプレッシャーに負け、気持ちが折れたかのようなジョゼ・マリアの敗北だった。

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