【RFC28】ローとミドルを受け続けたヘイリが、クォン・ミンソクをスプリットで破る
<バンタム級/5分3R>
アラテン・ヘイリ(中国)
Def.2-1
クォン・ミンソク(韓国)
細かいフックで前に出るヘイリに対し、距離を取ったクォンは左ローを蹴りこむ。続く右ローをかわしたヘイリが左フックも、クォンが右フックを打ち返す。両脇を差してテイクダウンを奪ったヘイリは、クォンが立ち上がると左右のフックを連打し打撃で元K-1ファイターを追い込む。ローからミドルを蹴っていくクォンだが、ヘイリは右アッパーから前に出る。ウィザード&ヒザを入れるクォンに対し、ヘイリは両脇を差してテイクダウンを奪う。
起き上がって足を払ったヘイリは、スクランブルからクォンの足払いでバランスを崩すもすぐに立ち上がって首投げを決める。そのままクォンはバックに回ってスタンドへ戻ると、腿にヒザを放っていく。ハイキックに背を向けて距離を取ったヘイリを追いかけるクォン。そのまま小走りで距離を取ったヘイリにブーイングが起こった。
2R、クォンが左ミドルを2発蹴り、下がったヘイリにもう一発入れる。左からの蹴りで攻めるクォン、距離が詰められなくなったヘイリが回るシーンが目立ってくる。と、ヘイリの右でバランスを崩したクォンはすぐに立ち上がるも、蹴り足をキャッチされテイクダウンを奪われる。ヘイリはそのままバックに回りこみ両足をフック。クォンが腰を浮かせると、自らフックを解いて距離を取り直す。左ミドルを受けながら、組みついたヘイリがテイクダウンし、両足を跨いでいく。クォンは首を抱えて動きを止めると、ブルーカード提示で5ポイント減点されスタンドへ戻れることに。
ヘイリはハイキックを受けそうになりながら組みついていくもテイクダウンは奪えない。ミドルのキャッチに入りダメージを蓄積するヘイリは、クォンの減点よりもトップのまま試合を進めたかっただろう。
最終回、クォンが左ローから右ロー、続いて左ミドルを蹴りこむとヘイリが下がる。前足がなくなったヘイリは距離を詰めることができず蹴りを受け続ける。クォンの左ローが急所に入り試合は一時中断する。インターバルを入れて再開後、クォンが思い切りローを蹴りこむ。その右ローに右ストレートをヘイリが合わすが、初回のような勢いは感じられない。それでも左から右を伸ばすヘイリの腹をクォンの左ミドルが突き刺さる。テイクダウンにも入れなくなったヘイリは右フックを受けて後退。
クォンは右ストレートをヒットさせるが、ヘイリが渾身の力を込めてシングルレッグでテイクダウンに成功する。背中をつかせに掛かるヘイリ、レフェリーが口頭注意でブレイクを命じる。スタンドに戻った両者、ヘイリがボディロックからテイクダウンしたところでタイムアップ。なんと、スプリット判定でヘイリが勝利を手にすることとなった。