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【RFC12】アンドリュース・ナカハラ、「TDしたければ、すればいい」

Andrews Nakahara

【写真】明日の計量に備え、ホテルでリラックスした時間を過ごすアンドリュース・ナカハラ。体重もあとリミットまで1・5キロで余裕がありそう (C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)に韓国ウォンジュ市チアク体育館大会で開催されるRFC12。LFCウェルター級王座を返上したペン・ミョンホが参戦し、アンドリュース・ナカハラと対戦する。

日本では極真空手のイメージが強いナカハラ。ブラックジリアンで最高のコーチ陣に囲まれ、キャリアの再構築を狙う彼にインタビューを試みた。

――極真会館ブラジル支部ではなく、チーム・ベウフォート所属となり、ブラックジリアンでトレーニングするアンドリュース・ナカハラ選手です。

「2年前にラスベガスでトレーニング中のヴィトー・ベウフォートに手助けを頼まれ、それからリオデジャネイロ、サンパウロでも一緒に練習するようになった。素晴らしい経験を積んできたよ。ヴィトーがボカレイトンのブラックジリアンで練習するようになり、来るべきだって誘ってくれたんだ。

フロリダに引っ越して半年になる。ブラックジリアンは素晴らしいチームだよ。ボクシングはペドロ・ディアス、レスリングはケニー・マンデー、キックはハリー・ホーフトという名コーチが揃っている。柔術はジルベルト・ドゥリーニョ、TUFブラジル01で優勝したセザー・フェレイラなんかとトレーニングしているんだ。コーチの練習パートナーもベストなジムだよ」

――もう極真の稽古はしていないのですか。

「もちろん、続けているよ。極真が僕のスタイルだ。ただMMAを戦ううえでは、打撃もアレンジが必要だ。僕がMMAで戦い始めた時は、ただストライカーだった。今は自分の持ち味である打撃の練習をしながら、柔術もレスリングも何でもトレーニングしている。

極真の距離は凄く近い。そして顔面へのパンチが許されていない。ガードを上げて、距離を取って打撃を使うというだけでも打撃は変わってくる。それでも16年も極真をやって来た。蹴りは全て、空手時代に培ってきたモノだよ」

――このところ、ヴィトー・ベウフォートやジュニオール・ドスサントスが後ろ回り蹴りで勝利しています。

「素晴らしいね(笑)。シガノについては分からないけど、ヴィトーはマイケル・ビスピン戦の時に後ろ回し蹴りのトレーニングを徹底的に行ったんだ。ルーク・ロックホールド戦の時は、控え室で10回ほど蹴っただけだった。それであの結果をもたらすんだから(笑)」

――2年8カ月振りに韓国での試合になります。その辺りで何か思う部分はありますか。

「前の韓国での試合から、一度ブラジルで戦ったけど、1年も試合機会がなかった。マネージメント・サイドがRFCにコンタクトを取り、試合の機会を得ることができた。韓国で再び戦えることがとても嬉しいよ。

僕は日本のDRREAMで戦ってきたから、また日本が以前のようなMMA人気になることを願っているし、日本で戦いたいという気持ちも持ち続けている。ただ、今ではオリエント最大のイベントはOFCと、このRFCだと思う」

――では、ペ・ミョンホ選手の印象について教えてもらえますか。

「彼はレスリングと柔術を得意にしているね。素晴らしい対戦相手になると思う。簡単にはいかないだろうけど、良い試合をしたいね」

――距離を潰してクリンチから、テイクダウンをという局面を得意にしていると思います。

「だから距離を取って、打撃を入れたいとは持っているんだ。でも、テイクダウンされても大丈夫。立ち上がることもできるし、柔術で立ち向かうことも可能だから。今回、セコンドについてくれるドゥリ―ニョ、着でもノーギでも世界チャンピオンと練習しているんだ、全く問題ない。凄く自信があるんだ」

――打撃でKO、それとも相手をコントロールするような試合運び、どちらのMMAをしたいと思っていますか。

「それは分からない。ケージに入るのは、僕とペ・ミョンボの二人。ドアが閉じられ、錠が掛かるまで分からないよ」

■RFC12 対戦カード

<RFCバンタム級王座決定戦/5分3R>
イ・ギルウ(韓国)
ソン・ミンジョン(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
ペ・ミョンホ(日本)
アンドリュース・ナカハラ(ブラジル)

<RFCフェザー級王座決定T1回戦/5分2R>
小見川道大(日本)
クォン・ベヨン(韓国)

<49キロ契約/5分3R>
吉田正子(日本)
セリーナ(ノルウェー)

<ミドル級/5分3R>
イ・ドルヒ(韓国)
川村亮(日本)

<ライトヘビー級/5分3R>
キム・ジフン(韓国)
野地竜太(日本)

■Young Guns08 対戦カード

<バンタム級/5分3R>
イ・ユンジュン(韓国)
大塚隆史(日本)

<RFCフェザー級王座決定T1回戦/5分2R>
梅田恒介(日本)
キム・チャンヒョン(韓国)

<RFCフェザー級王座決定T1回戦/5分2R>
キル・ヨンボック(韓国)
キム・ウォンギ(韓国)

<RFCフェザー級王座決定T1回戦/5分2R>
フバート・ジェヴァン(オランダ)
チェ・ムギョム(韓国)

<RFCフェザー級王座決定T補欠戦/5分2R>
ホ・ユン(韓国)
チョ・ビョンオク(韓国)

<バンタム級/5分2R>
キム・ソンジェ(韓国)
ハム・イムン(韓国)

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