【OFC09】パンクラスism・大石幸史が逆転KO勝利で王座獲得
【写真】右クロスでホノリオ・バナリオを沈め、新OFC世界フェザー級王者に輝いた大石幸史(C)MMAPLANET
<OFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[挑戦者]大石幸史(日本)
Def.2R1分45秒 by KO
[王者]ホノリオ・バナリオ(フィリピン)
大石はパンクラスのメインテーマ「ハイブリッド・コンシャス」で入場。1R、バナリオが前に出ながら細かくジャブを突き、大石はそこに左フックを狙う。ジャブとインローを散らすバナリオ。そこから右ストレート・左フックと手数を増やす。大石もジャブを返してワンツー。しかしバナリオが右ストレートから強烈な左ハイキックを蹴る。これで大石は顔を気にするような素振りを見せる。
バナリオがジャブとインローで前に出ると、大石も左フックを返して右ストレートを打ち抜き、これでバナリオが尻餅をつくようにダウン。ガードをとったバナリオに大石はサッカーボールキックを蹴る。しかしバナリオもすぐに立ち上がりパンチと左ミドル、歩くような連打で前に出て右フックでぐらつかせる。何とか踏ん張る大石だったが、バナリオの右で崩れ落ち、バナリオは一気にパンチを連打。殴られ続ける大石だったが、ラウンド終了のゴングに救われる。
2R、大石は体を振りながらボディ打ち。バナリオがジャブを伸ばして前に出ていくと、それをパーリングして右ストレートを一閃。これがバナリオの顔面を打ち抜いて、バナリオがマットに大の字。大石が逆転KO勝利で新王座に就いた。
試合後「本当に最高です。ありがとうございます」とベルトを巻いた心境を語った大石。「もっとレスリングをやる予定だったけど、それが1Rの展開で変わりました。でもそれがいい結果に出たと思います」と逆転劇を振り返った。