【UFC160】米豪TUFウィナー対決はワイッタカーがTKO勝利
<ウェルター級/5分3R>
ロバート・ワイッタカー(豪州)
Def.3R0分41秒 by TKO
コルトン・スミス(米国)
米豪TUFウィナー対決は、打撃のワイタッカー×レスリングのスミスの一戦だ。左手を打下、右の拳でアゴを守るワイッタカーに対し、低い姿勢のスミス。スミスの前進にアッパーを見せ、スプロールしていくワイッタカーは、右だけでなく左でもスミスも迎え撃つ。スミスは右ストレートを伸ばし、直後に組みつくがここもワイッタカーが跳ね返す。スミスの蹴りに左から右とパンチを伸ばすワイッタカー。スミスも容易に距離を詰めることができず、左ハイを繰り出す。
スミスも右ジャブに、ワイッタカーは左で対抗し、テイクダウン狙いは徹底して切っていく。組めないスミスは遠い距離から蹴りで揺さぶりをかけると、再び右ストレートをヒット。もんどりうつように尻餅をついたワイッタカーだが、キムラアームロックからリバーサルとスタンドに戻った。
2R開始早々、パンチを伸ばしながら組みついてきたスミスにワイッタカーが左を合せる。バランスを崩したスミスはスタンドに戻り呼吸を整えるも、右アッパーを被弾する。左を下げた構えのため右を受けるシーンが多いワイッタカーだが、それでもテイクダウンだけは徹底して遮断していく。
互いに右を打ち込むと、スミスは左でテイクダウンを狙うフェイントから、右をワイッタカーに打ち込んでいく。スミスのヒザが急所蹴りとなり、試合は一時中断したら、すぐに再開。スミスが蹴りを見せてから距離を詰めようとすると、ワイッタカーは下がって右アッパーを狙う。と右だけでなく左をクリーンヒットしたワイッタカー、スミスは左目の下を大きくカットし、さらに右を被弾する。ダーティボクシングでアッパーを連打したワイッタカーが、2Rを取り返した。
最終回、自ら左を伸ばして前に出たワイッタカー。スミスの踏み込みに左ストレート、左ミドルに左フックを合わせたワイタッカーは立ち上がろうとするスミスにパウンドを打ち込んだところでレフェリーが試合をストップ。スミスは不満げだが、妥当なストップに見えた。