【RFC】ロードFCが12月26日に上海大会開催。『ホー』、『イェ』──今大会出場2選手の実力は??
【写真】立派な髭を蓄えたホー・ナンナン (C)MMAPLANET
本日9日(金・現地時間)に韓国ソウルのチャンチュン体育館で開催されるROAD FC 26。この公開計量が行われた昨日、Young Gunsの計量直後に会場内に「ROAD FCの今後について発表があります」とのアナウンスが流れ、ジョン・ムンホンROAD FC代表が壇上に登場。かねてより噂に挙がっていた中国・上海大会について、次のようにコメントした。
「12月26日、遂に中国進出を果たすこととなりました。上海大会は、1万8千人規模の会場で行います。これは韓国関連のスポーツイベントとしては、最も大きな規模になります。明日の大会には、中国から関係者の方々が多く来場します。中国の各テレビ局からも放映の打診がありました。これによってROAD FCはグローバルな大会であることを、正式に宣言します。お知らせは以上です。ありがとうございます」
7月25日に日本大会を開催したROAD FCが、続いて中国進出を果たし文字通りグローバルなイベントに進化を遂げる。韓国内のKFCことグンネチキンという強力な後ろ盾を持つRFCだが、さらに中国に基盤を置く携帯ゲーム会社の360GAMEのスポンサードを受けることとなった。
既に前回の8月大会から中国人選手の参戦も始まり、今大会にもホー・ナンナンとイェ・ユーアンが出場する。フェザー級でホン・ヨンギと対戦するホー・ナンナンはチャイナ・トップチーム所属で、中国人初のUFCファイター=ジャン・ティエチュエンの教え子で、20代になってMMAを始めるまでのスポーツ歴はボディビルとバスケットボール、格闘技とは縁のない人生を送ってきた。戦績は7勝4敗、打ち合いを好むストライカーだが、ブラジリアン柔術では青帯を巻いている。
一方、ハン・イムンとバンタム級で対戦するイェ・ユーアンは、ハルピン・ロンユンMMA所属の20歳。ジム名にあるグラップリング・ベースのジャン・ロンユンの下で2011年より柔術を学び、一昨年にMMAを転じた。これまでの戦績は4勝2敗だ。
ホー・ナンナンの相手のホン・ヨンギ、イェ・ユーアンと戦うハム・イムンはいずれもリアリティTVショー=チュモギオンダ出身の新鋭が務める。テコンドー王者のホン・ヨンギ、チュモギオンダ・シーズン02ウィナーのハム・イムン、つまりはロードFC側も中国人ファイターの実力を期待の新人という風に見ているのが現状だ。ただし、韓国人ファイターの成長の速さをこの目で見てきた日本MMA界、中国人ファイターを軽視するよりも警戒する方が重要になってくるだろう。
なおROAD FC上海大会は当初、中止となったONEが使用予定だったメルセデスベンツ・アリーナで開催予定だったが、さらにキャパシティが3000人上回る体育館を使用することになった模様。対戦カード、気になる日本人選手の出場はあるのか。続報を待ちたい。
■ ROAD FC 26 計量結果
<ROAD FCフライ級王座統一戦/5分3R>
[正規王者]チョ・ナムジン:57.30キロ
[暫定王者]ソン・ミンジョン:57.45キロ
<ヘビー級/5分3R>
チェ・ムベ:111.0キロ
マイティ・モー: 124キロ
<ヘビー級/5分3R>
ミョン・ヒョンマン:110.2キロ
楠ジャイロ:103.2キロ
<フェザー級/5分3R>
ホン・ヨンギ:65.90キロ
ホー・ナンナン:65.90キロ
<ライト級/5分3R>
チェ・ジョンチャン:70.15キロ
佐々木信治:70.3キロ
<バンタム級/5分2R>
ハン・イムン:61.95キロ
イェ・ユーアン:61.0キロ
<ライト級/5分2R>
ジョン・ドゥジェ:70.1キロ
キム・スンヨン:70.45キロ
■ Young Guns 24 対戦カード
<フェザー級/5分2R>
タイロン・ヘンダーソン:65.65キロ
ソク・サンジュン:65.95キロ
<ウェルター級/5分2R>
ユン・チョル:77.1キロ
カリム・ボウララッシ:77.4キロ
<バンタム級/5分2R>
チェ・ムソン:61.6キロ
ジャン・デヨン:61.95キロ
<-80キロ キャッチウェイト/5分2R>
桑原清:80.2キロ
ラ・インジェ:80.45キロ
<フェザー級/5分2R>
ヤン・ジェウン:65.55キロ
上野藤士:65.45キロ
<フライ級/5分2R>
キム・ミナム──
ジョン・グァンソク:57.5キロ
<バンタム級/5分2R>
ジャン・イクファン:61.9キロ
ファン・ドンユン:61.95キロ
<フェザー級/5分2R>
ジン・テホ:65.0キロ
ソ・ドンス:62.15キロ