【UFC159】一進一退のOPファイト、サイラーが判定勝ち
<ウェルター級/5分3R>
スティーブン・サイラー(米国)
Def.3-0:29-28, 29-28, 29-28
カート・ホロボウ(米国)
ローを蹴り合った両者、左ジャブが交錯しホロボウが前に出る。首相撲から組みついていったサイラーは、体を入れ替えられると再び首相撲の形になり、ヒザをボディに突き上げる。距離を取ったホロボウは、左ワキを差してケージに押し込むも、ここでもサイラーの首相撲からヒザ&ヒジを受ける。アッパーで体を反らし、ダブルレッグでテイクダウンを奪ったサイラーがそのままバックマウントへ。重いパンチを落しながら、チョークの機会を伺う。
懸命に背中を伸ばさないで耐えるホロボウだが、容赦なくパウンドを受け続ける。立ち上がったホロボウだが、前方に一回転するように寝技に持ち込まれると、ついに背中が伸びる。左手で喉下に滑り込ませたサイラーだが、ホロボウはここも逃れる。残り30秒、サイラーはバックを取ったままパンチを入れ続けラウンドを取った。
2R、開始早々に組みついたサイラーに対し、ホロボウがギロチンを見せるも極め切れずガードを強いられる。蹴り上げから立ち上がったホロボウがテイクダウンに成功し、強烈なパウンドを落す。足関節+スイープでスタンドに戻ったサイラーだが、パンチを受けてテイクダウンを狙うと再びギロチンに捕まる。ここも逃れたサイラーだが、ホロボウのパウンドで頭が揺れる。
ラバーガードに対し、エルボーを落すホロボウ。サイラーは蹴り上げで対抗しスッと立ち上がる。ホロボウの左アッパーに、サイラーがコンパクトなワンツーを入れる。頭を下げて振り回すパンチで前に出たホロボウは、シングルレッグを潰しディープハーフを取るサイラーにパンチをまとめてラウンドを取り返した。
最終回、左ジャブから右ローを走らせるホロボウ。サイラーはフックからボディ、ヒザ蹴りで対抗する。ケージ際に体を入れ替える両者、ホロボウはボディフックから右エルボー、サイラーは首相撲からヒザを入れていく。距離を取ったサイラーが左フックを入れると、強引に首投げを狙ったホロボウを潰し、バックマウントへ。しっかりと4の字フックでホロボウを固定したサイラーがフェイスロックへ。ここも極め切れなかったサイラーは、腕を入れ替えてチョークを狙う。立ち上がろうとしたホロボウを潰し、最後の10秒をパウンドの連打で締めたサイラーが、ジャッジ3者が29-28とした裁定した試合を制した。