この星の格闘技を追いかける

【on this day in】8月05日──2010年

05 08 10【写真】UFCでフライ級が始まるなら、日本の第一人者として修斗に留まらず、北米を目指したマモルだった…… (C)MMAPLANET

King of the Cage 「Sniper」
@カリフォルニア州ハイランド、サンマニュエル・カジノ
「4日前にサンディエゴでUFN、2日後にオークランドでUFC117。この間をLAで過ごすという予定を組んでいると、ハイランドでKOTCが行われることを知り、計量とイベントの両日、往復で3時間以上のドライブを敢行した。メインはマモルがKOTC世界ジュニアフライ級王座防衛戦でグレッグ・グスマンの挑戦を受ける一戦だったが……グスマンが計量に失敗したためにノンタイトル戦に。ただ、彼にとって重要なのはKOTC王座の防衛でなく、開始間近と言われていたUFCフライ級戦線の一員になるために、目の前の相手に勝つことだった。同大会にはセミで後に水垣偉弥のUFC初戦の相手となるルーベン・デュランが、VTJに来日したカナ・ハヤットを123秒で下しており、Bellatorファイターとなるサヤッド・アワッドは僅か21秒でTKO勝ちを収めている。また、マモル以外にも日本からの参戦となった田村ヒビキもトニー・ハービーにしっかりとRNCで一本勝ち。当のマモルもグラウンドのエルボーで快勝した。世界を目指す――そのステップに成功したマモル、ホップが成った田村だったが、その後は苦難の道を歩むことに。今月、前者が9日のパンクラス、後者が29日にDEEP CAGEで戦う。5年前の今日、思い描いた未来を現実とはできなかった。それでも戦い続けるマモルと田村、最後の直線もきっと障害物だらけだろう。だからこそ、疾走でなくても良いので――やはり意地を見せてほしい」

on this day in──記者生活20年を終えた当サイト主管・髙島学がいわゆる、今日、何が起こったのか的に過去を振り返るコラム。自ら足を運んだ取材、アンカーとして執筆したレポートから思い出のワンシーンを抜粋してお届けします。

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