【WEC40】4・5 ミゲール・トーレス、凱旋防衛戦
サンディエゴ、テキサスに続き、WECの4月5日(日・現地時間)大会はイリノイ州シカゴで行われることがズッファより正式発表された。
【写真】地元のスーパースター、ミゲール・トーレスがメインに登場するWEC40のイベント・ポスター (C) ZUFFA
昨年、正式にMMAの開催が認められるようになったシカゴ。UFCは10月にシカゴ郊外のローズモントでPPV大会を開催したが、WECが選んだのはダウンタウンに程近いUICパビリオン。イリノイ大学シカゴキャンパスにある体育館のキャパシティは7000人台で、まさにWECに適した収容人員のアリーナといえる。
何よりもメインで、ブライアン・ボーウルズを相手に世界バンタム級王座防衛戦を行うミゲール・トーレスの地元インディアナ州イーストシカゴから、車で30分もない近距離にある同会場。地元のローカル大会IHCやTFCにトーレスが出場したときですら、彼の雄姿を一目見ようと3000人以上のファンが集まっており、全米レベルの人気者になりつつあるトーレスの世界戦を目当てにどれだけの観客が集まるのか、ズッファ首脳も期待しているだろう。
さらにもう1試合、イリノイ出身の御当地ファイター=ジェフ・カーランが、バンタム級に階級を変え、ジョゼフ・ベナビデスと対戦するカードも発表されている。
日本のDREAMとの契約を解除し、WEC転出を果たしたベナビデスの出場で頭をよぎるのが、チェイス・ヴィービだ。ベナビデスとは反対に、WECとの契約を買い取ってもらう形でDREAMフェザー級GP出場を果たすという声もあり、彼もまたイリノイの御当地ファイターだけに、御当地バンタム級ファイターの勢揃いをウィンディ・シティのファンも見たかったことだろう。
この他、ヴァグネイ・ファビアーノ×フレジソン・パイシャオン、ベン・ヘンことベン・ヘンダーソンやATTのハファエル・ディアスなどの出場が噂されるWEC40だ。
■今回、発表されたWEC40対戦カード
<WEC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ミゲール・トーレス(米国)
[挑戦者]ブライアン・ボーウルズ(米国)
<バンタム級/5分3R>
ジョセフ・ベナビデス(米国)
ジェフ・カーラン(米国)